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【森雅史の視点】2025年11月18日 キリンチャレンジカップ2025 日本代表vsボリビア代表

キリンチャレンジカップ2025 日本3(1-0)0ボリビア
19:17キックオフ 国立競技場 入場者数53,508人
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直前の韓国戦からは1人変えただけ。ボリビアは来年3月に予定されている大陸間プレーオフに向け、メンバーを固めて日本に挑んできた。だがその差は歴然。4分、久保建英が右サイドを突破して折り返すと複数の日本選手がフリーになっており、鎌田大地が冷静に決めてあっさりと先制点を奪った。

 

そうなるとあとはワールドカップに向けた選手選考の意味合いが強くなった。その中で存在感を発揮したのは谷口彰悟。10月の復帰時は昨年のケガによるブランクを感じさせるプレーぶりだったが、この1カ月ですっかり復調し、2022年カタールワールドカップ時よりもさらに安定感を見せた。また、上田綺世、中村敬斗は途中投入されると停滞していた試合の流れを一気に変え、コアメンバーとしての迫力を見せている。一方でコンディション不足が伺える選手もいて、来年3月までメンバー選考は混沌としていると言えるだろう。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート