【大宮】練習試合・磐田戦(写真9枚)【フォトレポート】
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8日、チームは磐田との練習試合を実施した。45分×3本の形式で行い、1-1、0-1、2-0で合計スコアは3-2。得点者はマルセロ・トスカーノ、ダビド・バブンスキー、大前元紀だった。
1本目は8分、大山啓輔が見事なオフ・ザ・ボールの動きを見せると、そこに奥井諒から完璧なパスが通って右サイドを攻略。クロスに対して合わせたマルセロ・トスカーノが冷静にゴールネットを揺らし、大宮が先制した。
しかし直後の10分、キム・ドンスが小川航基に背後を取られてPKを献上。PKは加藤順大がコースを読み切ったものの、シュートスピードがわずかに上回ってストップはならず。すぐに同点に追いつかれた。
その後は磐田にボールを持たれる時間が長くなり、中村俊輔と小川航を中心とした攻撃に苦戦。それでも最後のところは割らせず、1-1のまま1本目は終了した。
2本目も1本目と同じく磐田がポゼッションを握る時間帯が長くなる。大宮は清水慎太郎と佐相壱明が常に裏抜けを狙っていくが、パスのタイミングが合わない場面、オフサイドに掛かる場面が多い。横谷繁のゲームメーク力は際立っていたものの、チームとしてはなかなか決定的なシーンを作れない。
29分にはカウンターの形から失点を喫したが、直後にマテウス、バブンスキー、茨田陽生、畑尾大翔、河面旺成を投入。ここから流れが変わり、終了間際に河面が決定的なシュートを放ったもののGK八田直樹が好セーブ。さらに佐相も決定機を迎えたが、ゴールポストに阻まれた。2本目のスコアは0-1で終了した。
3本目は1~2本目と打って変わって、大宮がボールを保持して磐田ゴールに迫っていく展開。マテウスのドリブル、両サイドバックの攻撃参加を軸に攻め込むと、16分には大前のスルーパスに抜け出したマテウスが決定的なクロス。こぼれたところをバブンスキーが詰め、3本通して同点に追い付く得点を挙げた。
結果を残したバブンスキーはさらにギアを上げていき、随所に光るスキルを見せていく。マテウスとサイドを交換した時間帯もプレーはスムーズで、運動量も問題なし。パスのタイミングがチームメートと合わない場面も散見されたが、そのあたりは今後調整していくことになりそうだ。
3本目を終始優勢に進め、終了間際には酒井宣福のクロスから大前がヘディングでゴール。3本目を2-0、3本通して3-2としたところで試合終了のホイッスルが鳴った。