【大宮】山越康平/高山和真 – 新世代のセンターバックが示すべきもの(前編)
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■未熟さの露呈から、1週間での進歩
結果的に降格の決定した前節・甲府戦(0△0)。勝てなければ降格が決定、その先も見れば得失点差を覆すことも必要だったが、大宮が選んだのは目の前の一戦をしっかりと勝ちにいくこと。その選択が残留という結果に結び付くことはなかったが、試合運びは今季なかなか見られなかった”安定”を伴うものだった。
もちろん、勝利に手が届かず、残留も成し遂げられなかった以上、そこに満足はない。ただ、安定を下支えしたセンターバックの2人、山越康平と高山和真のパフォーマンスには少なからず説得力があった。菊地光将と河本裕之が不在の中、0-3で敗れた仙台戦では未熟さを露呈したペアだったが、1週間で見せた進歩は若手特有のものだろう。
両者に共通していたのは、ボールホルダーに対してアタックする意識の徹底と、プレー選択への迷いのなさ。時には出足が遅れてファウルとなる場面もあったが、ドゥドゥとリンスという強力な2トップを前に怯むことなく、どこまでもアグレッシブに戦い続けた。
「石井さんの求めているのは、余らないで、マンツーマンでどんどん前から行く守備。そこに対して怖がらずに行くことができた」と話すのは山越。チームとして中途半端なパフォーマンスに終始した仙台戦の反省から学び、思い切りの良いプレーで挽回した。それは相棒・高山も同じだ。
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