【岡山】【長澤徹監督ショートインタビュー】最終節を前に契約更新:「このクラブはどこよりも素晴らしいクラブ」
【無料記事】【長澤徹監督ショートインタビュー】最終節を前に契約更新:「このクラブはどこよりも素晴らしいクラブ」(ファジラボ)
19日の最終節・福岡戦を前にクラブは長澤徹監督の契約更新を発表した。退任報道もあっただけに驚きも伴う発表となったが、クラブは契約更新に至った理由をこう説明した。
『いわゆるファジらしさ、最後まであきらめないとか最後まで走り切るとか、そういったクラブが今まで大切にしてきたものをこの三年間でより強いものにしてくれた点を評価し、長澤監督に来季も指揮をお願いすることを決めました。それがクラブが成長していくうえの一番の近道だと判断して契約更新に至りました。』
オファーを快諾した指揮官も、さらなる”ファジらしさ”の追求を口にした。2017年の集大成となる19日の福岡戦は、らしさ全開のゲームを展開して来季への第一歩を踏み出す姿を見せてもらいたい。
(取材日:11月16日)
◆ 長澤徹監督
Q:ついに最終節を迎えます
「終盤に向かってチームの形ができてきて、押されてもうまく交わしながら終盤に圧倒というゲームがここ5試合くらいは続いているんだけど、あとは勝ちにどう結び付けるか。最終節でチームとして答えを示したいと思います」
Q:福岡もプレーオフに向けて重要な一戦です
「負けてプレーオフに入ったら大変なことになる。プレーオフって勝って入んないと絶対にダメなんで最終節にすべてを投じてくるだろうし、福岡は個々の質で上回ってくるチームなんで、組織で対抗してあきらめずに終盤に持ち込むってことがポイントになってくる」
Q:シーズンの締めくくりの一戦ともなります
「最後の試合でもあれば42分の1試合でもあるという捉え方でやっているんですけど、今年は序盤戦にバランスを取れずに苦しんできて、中盤戦にしっかりとチームのバランスが取れてきたんだけど、最後にチャージをかけるところで勝負に対する厳しさっていうところで上回れなかった。ただ終盤にきちっと今年のチームのサッカーは形になったので、最終節をしっかりと勝利で終えたい。そうすることで選手も納得できるだろうし、しっかりとやっていきたいと思います」
Q:昨日に来季の監督続投が発表されました
「自分で立候補してやる仕事ではないし、なにも難しいことではなくて、クラブから前に進むためにっていうことでオファーをいただいたんで、やりますということですね」
Q:クラブとはいろんな話しをしたと思います
「一番のポイントはこのクラブが前進できるかどうかだと思いますし、このクラブはどこよりも素晴らしいクラブだと思っているので、この三年間もこのクラブのプロジェクトに参加させていただく光栄さを常に感じてやってきましたし、それはこれからも常に感じながらやっていかねばと思っています」
Q:監督自身、このクラブの可能性、伸びしろを感じている?
「もう20年近くこの世界にいていろんなクラブを見てきたけど、本当にいいクラブだと思う。サポーターも含めてこんなに素晴らしい地域とクラブはないと思っているし、どこよりも可能性を秘めている。あとは結果を出していくってところが求められるところだと思うし、クラブに関わる皆さん、地域の皆さんの想いを結び付けられるようにしていかなければと思います」
Q:来季については、まだこれからですね
「そうですね。今シーズンの分析もまだしていないし、皆さんには明確にまとまった形で話した方が分かりやすく伝えられると思う。ただ一つだけ言えるのは、今の9位以上のチームのほとんどが前線に外国人選手を入れてフィジカル的な強さを武器にしている。今までのリーグとはまったく違ってきていることは確か。1位のチームにはジネイとムルジャがいて、2位にはファンマがいて、3位と4位にはウェリントンとシモビッチがいる。松本もセルジーニョが夏場に爆発したし、徳島がちょっと違って渡の爆発があったんだけど、ヴェルディもアラン・ピニェイロとかドウグラス・ビィエイラがいる。もうそういうリーグになってきているんだけど、ファジアーノもそのレースに乗って勝負をしようとすると、最後は資金力のあるチームに敵わなかったってことになるから、粘り強く戦う組織力や機動力を武器にしていかないといけない。このクラブはこれまでもそうやって戦ってきているし、これからもしっかりとそこを追求していかないといけないと思っています」
Q:最終節後のセレモニーではどんなメッセージを伝えようと思っていますか?
「もう感謝ですね。今年は特に皆さんに支えていただいたシーズンだったので、感謝の気持ちをしっかりと伝えたいと思っています」
*****
「ファジラボ」のオススメ記事
【政田サッカー場直送レポート】選手コメント:「最後に僕らができることは今までやってきたことをすべてぶつけること」(喜山康平)+伊藤大介