【Jリーグ】「施設の整備がが行われれば、競技の方にも波及効果があり、財務基盤がしっかり整備されれば、人事体制や法務基準にもつながる(Jリーグ・青影氏)」
「施設の整備がが行われれば、競技の方にも波及効果があり、財務基盤がしっかり整備されれば、人事体制や法務基準にもつながる(Jリーグ・青影氏)」~クラブライセンス判定結果発表および説明会より(9)~(『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』)
9月26日、JFAハウスにて、2018シーズンに関するJリーグクラブライセンス判定結果発表および説明会が開催された。
会見にはJリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 ライセンスマネージャーの青影宜典氏が出席し、説明を行った。
今回は会見での青影宜典氏の説明を中心に、Jリーグクラブライセンス判定結果発表を掘り下げていきたい。
○青影宜典 Jリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 ライセンスマネージャー
ここからは、これまでの振り返りということで、クラブライセンス制度の効果を含めてご案内しています。
3-1 クラブライセンス各基準の達成状況
こちらは各基準の達成状況です。
クラブライセンスの5つの基準について、それぞれの対応と現在の状況についてご案内しています。
今回新しく競技基準の中には、例えば八百長やドーピングに関する研修項目が追加されています。これは昨シーズン改定作業を行って、今シーズンから一部基準の見直しが図られ、各クラブの選手・スタッフに対して、八百長やドーピングに関する研修を義務付けて実施してもらっています。その他、いくつか細かな改善点がありまして、それぞれの基準についてしっかり各クラブで対応してもらっていると判断しています。
施設の整備がが行われれば、競技の方にも波及効果がありますし、財務基盤がしっかり整備されれば、人事体制や法務基準にもつながるという波及効果があるということを、それぞれ右側にコメントさせていただいています。
3-2 財務基準に関するトピックス
これは例年通りの話になりますが、財務基準の健全化・安定化を進めてきました。身の丈を大きくする努力をみんなでしていきましょうということをしてきました。
次のページに映るとそれぞれの財務基準で重要な項目を見ると、単年度赤字は昨年からは少し増えましたが、2011年から比べると、単年度赤字のクラブも大きく減少しています。それから3期連続赤字、債務超過についてはいずれもゼロが続いているという状況です。
またこちらははこれも7月に一度ご案内していますが、営業収益・営業費用ともに拡大均衡で進んでいることを数字で表したものです。
⇒「経営規模は6年連続での増加。拡大均等で推移している(Jリーグ・青影氏)」2016年度クラブ経営情報開示説明会より(2)
(10)へ続く
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