
【田村修一の視点】2026年2月14日 百年構想リーグ地域リーグラウンド第2節 FC東京VS 浦和レッズ
J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第2節 FC東京1(5PK4)1浦和
15:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数32,365人
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FC東京が前節の鹿島戦に続き、PK戦の末に浦和を下した。2度のPK戦で東京は、キッカー10人が全員PKを成功させた。しかもこの日の最後のキッカーが19歳の佐藤龍之介であったところに、PK戦への周到な準備を感じさせた。
FC東京は試合の入りが素晴らしく、流れるようなパスワークで浦和陣内に攻め込みチャンスを作り出した。ただ、この組織的かつ流動的な攻撃は、浦和の先制ゴールがVARにより幻となった10分までしか続かず、以降は断片的に発揮されるのみに。松橋力蔵監督が「アタッキングサードで形にこだわり過ぎ」と語ったように、決定力の部分で課題を露わにしたが、同時に能力もポテンシャルも有しながら、思い描いた攻撃サッカーを試合を通して継続できないことも、この百年構想リーグでの課題である。
ただし戦力は整っている。先発出場の高宇洋や交代出場の佐藤龍之介、さらには同点ゴールをアシストした橋本健人とシュートを決めた山田楓喜など新戦力が充実し、戦う態勢は整ったといえる。
一方、前半途中から盛り返し、後半は自分たちのペースでゲームを進めることができた浦和だったが、FC東京の強度の高いプレスに手を焼き、前節の千葉戦のようには思い通りの攻撃は構築できなかった。横浜FM、鹿島という次節以降の難敵との戦いに向けて、課題が浮き彫りになった試合といえた。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。



