
【森雅史の視点】2025年10月18日 J1リーグ第34節 川崎フロンターレvs清水エスパルス
J1リーグ第34節 川崎 5(4-1)3 清水
14:03キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 入場者数22,292人
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試合当日の朝、急きょメンバー変更が必要になったことを秋葉忠宏監督は明らかにした。最後はカピシャーバのサイドバックや北川航也を左に置いて高橋利樹とアルフレド・ステファンスの2トップなどを試せたことがよかった点ではあるだろう。それでも4分、7分、13分とアプローチの弱さから失点してしまっては、ほとんど清水の勝機は残っていなかった。もっとも37分にも加点して前半のうちに4点ものアドバンテージを持ったにしては、安心してしまって足元をすくわれそうになった川崎の混乱ぶりも目についた。前半のうちに1点返されると後半開始早々に追加点を奪われ、60分にはPKを与えてしまう。しかしこのピンチをGK山口瑠伊が防ぎ、その後お互いに1点ずつを奪い合ってタイムアップを迎えた。点の取り合いになってスタジアムの興奮度は高くなったが、負けた清水はポジショニングと判断の遅さが目立ち、川崎は攻守のバランスのチグハグさが目についた。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート