
【森雅史の視点】2025年9月20日 J1リーグ第30節 横浜F・マリノスvsアビスパ福岡
J1リーグ第30節 横浜FM 2(2-0)0 福岡
19:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数 21,840人
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横浜FMは前節のミスから立ち直った喜田拓也と、先発したジャン・クルードが福岡の攻撃の芽を摘んだ。一方ケガ人続出の福岡は先発の平均年齢が29.45歳、苦しい起用で試合に臨んだ。その福岡を横浜FMは十分に研究していた。ディフェンスラインの手前にディーン・デイビッドを置き、ハイボールでそこに起点を作る。そして福岡のリズムを崩すと21分、加藤蓮が上げたボールをデイビッドと田代雅也が競り合い、こぼれたボールがジョルディ・クルークスへ。クルークスが相手を引き付け中央にパスすると、フリーのデイビッドが難なく決めてホームチームが先制した。横浜FMはさらに42分、CKを得ると福岡のマンツーマンマークの穴を突き、フリーになった角田涼太朗がボレーで叩き込んで2点目。この追加点で落ち着いた横浜FMは後半を凌ぎきって勝利を収めた。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート