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【森雅史の視点】2025年7月15日 東アジアE-1サッカー選手権2025 韓国vs日本

EAFF E-1サッカー選手権 韓国 0(0-1)1 日本
19:24キックオフ 龍仁ミル・スタジアム 入場者数 18,418人
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相手も含めすべて森保一監督の手のひらの上で踊った大会になった。

 

日本の先制点は第1戦のホンコン・チャイナ戦で「練習」した相馬勇紀からジャーメイン良へのホットライン。その後、韓国が背の高い選手を入れてパワープレーに出てくるのを見越して192センチの望月ヘンリー海輝を先発させ、相馬を186センチの植田直通に、182センチのジャーメインを191センチの原大智に入れ替えて高さ対策をした。植田も原も第2戦の中国戦でしっかりと「準備」をして、この試合に臨んでいる。

 

つまり選手選考の時点で森保監督は第3戦までのストーリーをしっかりと組み立て、そのとおりの戦いをして優勝した。耐えきって優勝したように見えて、それもきっと計算のうちだったに違いない。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート