【森雅史の視点】2022年5月8日 J1リーグ第12節 FC東京vsサガン鳥栖
J1リーグ第12節 FC東京 0(0-0)1 サガン鳥栖
15:05キックオフ 味の素スタジアム 入場者数15,822人
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ハードパンチを持っていないがジャブを数多く繰り出す鳥栖と、ハードパンチは持っているがなかなか手の出ないFC東京という構図になった。そんな両者の戦いだけに決定機はともに少ない。その場合に大切にすべきなのはセットプレーで、81分、鳥栖が正面からのFKを堀米勇輝が決めて逃げ切った。堀米は事前に分析班からGKの特徴が伝えられていて頭に入っていたと明かす。データと堀米の正確な左足がアウェイでの貴重な勝点3を生んだと言えるだろう。もっとも、鳥栖はもっと数多くの決定機を作れたはずだが、クロスやラストパスを合わせる選手が少ないのに苦しんだ。負傷選手の復帰や新選手の獲得が待ち望まれる。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート