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【田村修一の視点】2022年4月6日 J1リーグ 第7節 FC東京vsヴィッセル神戸

J1リーグ 第7節 FC東京 3(0-1)1 ヴィッセル神戸
19:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数13,814人
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神戸の危機的状況が続いている。ここまでリーグ戦9試合を戦って4分5敗といまだ勝ちなし。この試合でも前半途中まではリズムよく攻め先制点もあげたが、その後はFC東京のスピーディな攻めに幾度となくチャンスを作られ後半は立て続けに失点した。フェルマーレンの退団とサンペールの怪我による離脱の影響は大きく、イニエスタも本調子ではない。守備をしないボージャンが入ったこともあり、プレスが緩く相手に寄せられない。山口蛍や大迫の個人的な頑張りが、かろうじてチームを支えている。ロティーナの新監督就任、対戦相手に恵まれたACLの戦いが、態勢立て直しの契機となるのだろうか。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。