【田村修一の視点】2021年2月20日フジゼロックススーパーカップ 川崎vsG大阪
フジゼロックススーパーカップ 川崎フロンターレ 3(2ー0)2 ガンバ大阪
13:35キックオフ 埼玉スタジアム2002 入場者数4,208人
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今年のガンバは去年までとは違う。その思いを強く感じさせたスーパーカップだった。
王者フロンターレ相手にアグレッシブな戦い挑みながら、成熟したコンビネーションに翻弄され続けた前半と、アグレッシブさを貫き通しゴールをこじ開けた後半。ガンバが見せたふたつの姿は、去年(前半)と今年(後半)のコントラストを鮮やかに映し出していた。
レアンドロ・ペレイラとチアゴ・アウベスがパトリックと並んだときの迫力。加えてボランチにチュ・セジョンが入れば、井手口もより自由に攻撃に加われる。次の試合もまた見たい。そんな魅力、ポテンシャルが今のガンバにはある。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。