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【ACLうぉっち】J王者としてリベンジへ。上海上港、シドニーFC、さらに韓国勢。川崎フロンターレの”死の組”を展望する

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来年のAFCチャンピオンズリーグはJ1王者の川崎フロンターレがすでに本戦出場を決めており、2位のサンフレッチェ広島が日本の第三代表として2月に行われるプレーオフに臨むことが確定している。3位の鹿島アントラーズは第四代表で同じくプレーオフを勝ち上がる必要があるが、天皇杯に優勝した場合は第二代表として本戦にストレートインできる。

今回は抽選方式が大きく変わり、元日本代表の岩政大樹氏がドロワーを務めた抽選会ではいきなり驚くべき結果が出た。E組が韓国第三代表(慶南FCに決定)、マレーシアのジョホールFC、残り2つがプレーオフ枠となった一方で川崎フロンターレが組み込まれたH組に豪州レギュラーシーズン王者のシドニーFCと優勝候補の筆頭格とも言える中国王者の上海上港が入り、残るプレーオフ枠も順当ならACLの常連である韓国の蔚山現代か浦項スティーラーズが入る可能性が高い。

※Kリーグ3位の蔚山現代が韓国FAカップ(大邱と12/5、12/8に決勝)で優勝した場合は第二代表としてF組に入り、Kリーグ4位の浦項が繰り上がりでH組に入る。

フロンターレは旧方式の今年も厳しい組での戦いを強いられたが、さらに厳しい組み分けになった。しかし、見方を変えればJ1王者のアジアでのリベンジの場として相手に不足はない。

来年はW杯イヤーだった今年よりほぼ3週間遅い3月6日(水)が初戦だ。2月16日にゼロックス・スーパーカップ(天皇杯の王者と対戦)があり、J1開幕の2月22日から2週間ということでコンディション的には理想的な入りができそうだが、いきなりアウェーで前回も同組だった上海上港との対戦になる。

ポルトガル人のヴィトール・ペレイラ監督が率いる上海上港はフッキ、オスカル、エウケソンのブラジルトリオとウズベキスタン代表MFアフメドフが健在。加えて中国代表FWのウー・レイが並み居る外国人を抑えて得点王を獲得している。

システムは4-3-3でエウケソン、ウー・レイ、呂文君が前線に並び、31歳のフッキは中盤でも起用される。前回はホームで0−1と敗れ、アウェーで1−1の引き分けだったが、2試合ともエウケソンにゴールを決められている。足元も危険だが、サイドバックのクロスからのヘッドには気をつけたい。

第2節はホームでシドニーFCと対戦する。オーストラリアは欧州の主要リーグと同じ秋春制をとっており、17-18シーズンのレギュラーシーズン王者(6チームによるトーナメントのファイナルシリーズは準決勝で敗退)であるシドニーFCは現在6試合を消化して3勝2分1敗の3位となっている。

イングランド人のマルヴェイ監督が率いるチームは基本フォーメーションが4ー4ー2で、ここまで6試合6得点のイングランド人FWル・フォンドルとベテランFWブロスクが2トップを組む。中盤で攻守を仕切るブリランテがチャンスの起点になり、左右のサイドバックがクロスを供給してくる。左サイドハーフの元セルビア代表MFニンコヴィッチも危険だ。

第3節と第4節で対戦するプレーオフ枠のチームに関しては相手が決まり次第「ACLうぉっち」でフォーカスする。そして第5節では上海上港とホーム、最後の第6節はシドニーFCとアウェーで対戦するレギュレーションだ。Jリーグ勢の中で最もタフなグループに組み込まれたことは間違いない。Jリーグの3連覇は大きな目標になるはずだが、やはりJリーグ王者として今年こそは躍進に期待する。

完全版

【H組の日程】

◆第1節
3月6日(水)
シドニーFC vs PO1勝者
上海上港 vs 川崎フロンターレ

◆第2節
3月13日(水)
PO1勝者 vs 上海上港
川崎フロンターレ vs シドニーFC

◆第3節
4月10日(水)
PO1勝者 vs 川崎フロンターレ
シドニーFC vs 上海上港

◆第4節
4月23日(火)
川崎フロンターレ vs PO1勝者
上海上港 vs シドニーFC

◆第5節
5月7日(火)
PO1勝者 vs シドニーFC
川崎フロンターレ vs 上海上港

◆第6節
5月21日(火)
シドニーFC vs 川崎フロンターレ
上海上港 vs PO1勝者

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