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サッカーパックでこれを読もう!『今週の宇都宮徹壱おすすめ3本』

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されている有料記事を一部掲載いたします。


サッカーパックでこれを読もう!『今週の宇都宮徹壱おすすめ3本』J論プレミアム

『タグマ!サッカーパック』ユーザーに向けて、サポートクラブ以外のコンテンツをご案内するコーナーが復活。5月は私、宇都宮徹壱が「これは!」と思った記事をおすすめとして紹介していく。改元と大型連休が重なった今月の第1週、Jリーグはどこの会場も大いに賑わっていたが、そんな中で私が見つけたタグマ!のおすすめ記事は、以下の3本である。

■【J2うぉっち】J2アシストランキング。1位は琉球からマリノス移籍の中川風希。2位の佐藤(ヴェルディ)、渡邉(新潟)、石川(大宮)、三幸(山口)、藤田(徳島)から突き抜けるのは?(カワジうぉっち)
「サッカーパック人気ランキング」では、常に2~3本の記事がランクインしている、河治良幸さんの『カワジうぉっち』。特定のクラブを追いかけるのではなく、さまざまなクラブを横断しながら試合のポイントを適時解説していくスタイルは、まさにサッカーパックにうってつけのコンテンツと言える。5月3日には、中川風希(琉球→横浜FM)をはじめ、アシストランキング上位5選手のプレーを動画付きでわかりやすく解説。ゴールではなく、あえてアシストに着目しているところもこの人らしい。

サッカーの基本的なメカニズムを知ることができる環境があるかないかが、日本とヨーロッパの一番大きな違い。【5月の育成フリーコラム】(中野吉之伴 子どもと育つ)
現在40あるサッカーパックのコンテンツの中で、意外と手薄となっているジャンルが「育成」である。サッカーをやっているお子さんがいる人なら、応援するクラブの情報だけでなく、育成に関する知識も押さえておきたいところ。しかも、ヨーロッパの育成事情とセットであれば、なお良い。ドイツ在住の中野吉之伴さんによる『子どもと育つ』は、その意味で非常に貴重な存在だ。今回取り上げた記事は、戦術論一辺倒となりつつある日本の育成現場に一石を投じており、ぜひ一読してほしい内容となっている。

ベトナムサッカー回顧録、戦争終結後の南北統一親善試合で決めた歴史的なゴール(ベトナムフットボールダイジェスト+)
タイとフィリピンから始まったタグマ!のASEANサッカーコンテンツも、その後シンガポール、ベトナム、オーストラリアと5カ国にまで増加。ひとつひとつはニッチであっても、サッカーパックという集合体であれば十分に成立するという目算があるようだ。そんな中、ホーチミン在住の宇佐美淳さんによる、ベトナム戦争終結後の知られざるエピソードは、視点が実に秀逸。今回は無料記事だが、このテーマをさらに掘り下げれば読み応えのあるノンフィクションが書けそうだ。こうした掘り出し物が見つかるのも、タグマ!の多様性ゆえと言えよう。

宇都宮徹壱(うつのみや・てついち)

写真家・ノンフィクションライター。
1966年生まれ。東京出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、TV制作会社勤務を経て、97年に「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、スポーツナビを中心に積極的な取材活動を展開中。FIFAワールドカップ取材は98年フランス大会から、全国地域リーグ決勝大会(現地域CL)取材は05年大会から継続中。
10年に有料個人メールマガジン『徹マガ』を開始(16年6月末まで)。17年7月より『宇都宮徹壱WM(ウェブマガジン)』の配信を開始。


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