【甲府】FW改めDF熊谷駿、海外移籍決定。2018シーズンはアルビレックス新潟シンガポールへ

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FW改めDF熊谷駿、海外移籍決定。2018シーズンはアルビレックス新潟シンガポールへ【無料記事 コラム】山梨フットボール

【コラム】


FW改めDF熊谷駿、海外移籍決定。2018シーズンはアルビレックス新潟シンガポールへ

契約満了となった選手の中で最初に次のチームが決まったのが熊谷駿。設立当時はJリーグ新潟の財政的な支援を受けていたが、現在は独立採算で運営されているアルビレックス新潟シンガポール。今ではアルビレックス新潟バルセロナというスペイン・カタルーニャ州にクラブを持つくらいのアグレッシブな経営姿勢。このアルビレックス新潟シンガポールは、2016シーズン甲府でコーチを務めた吉永一明監督(山梨学院高校サッカー部元監督)が率いているチームで、昨期はリーグ、リーグカップ、シンガポールカップ、ゼロックス的なタイトルの4冠を取ったシンガポール最強チーム。来期も吉永監督が指揮を執る。

ただ、日本(人)のクラブがシンガポールリーグで戦うには条件があって、来期はU-23(23歳以下)が9人、U-21が9人、オーバーエイジは1人、そして、シンガポール人選手を2人というレギュレーションの下で戦う。オブザーバー的な立ち位置なのでACL出場の権利もない。つまり、長く居る、居られるチームではないということ。アルビレックス新潟シンガポールにはレジェンド的な選手は必要ないし、存在できない。1~2年で自身の価値を高めて移籍していくためのチャンスを与えてくれるチームと言っていいだろう。

今年はアルビレックス新潟シンガポールから日本に4人(甲府に加入する秋山拓也含めて)戻る見込みだし、タイリーグやマレーシアリーグに移籍していく選手もいる。タイリーグやマレーシアリーグの方がJリーグよりもいい給料を貰えることもあるので、インテルナシオナルな移籍感覚も身に付きそうで、失うものが少ない若い選手には物凄いチャンスのチーム・リーグ。中華とマレー料理のミックスの食事は美味くて安いし、やる気があれば英語も覚えられる。


吉永監督は熊谷には注目していたようで、選手会のトライアウトも視察に行っていた。人数の枠があるのでどんどん選手を獲得することはできないが、FWではなく、DFとしての熊谷に期待を持って獲得したようだ。熊谷本人もDFとして挑戦する覚悟を持っているようだが、それにプラスして1年で自分の価値を高めて他のクラブが欲しがる選手になれるかどうかの勝負でもある。日本で高校からプロ入りするときは2~3年という時間が与えられるけれど、2018シーズンは1年の勝負。試合に出るチャンスは確実に増えるというか、全試合先発くらいのチャンスがあるかもしれない。そうなると甲府で経験した年に数試合とは全然違って、コンディショニングも重要になるし「勝っても負けても次が大事」というメンタリティも必要。来期はシンガポールリーグの様子も少し気にしながらのシーズンになりそうだ。幸運を祈る。
(松尾潤)

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