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【川崎】脇坂泰斗、守田英正が振り返る大学生活【麻生レポート】

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脇坂泰斗、守田英正が振り返る大学生活【麻生レポート】川崎フットボールアディクト

3月20日、21日に相次いで大学の卒業式について脇坂泰斗、守田英正の両選手がツイートしている。

すでにプロサッカー選手としての生活をスタートさせてはいるが、人生の節目に当たる大学の卒業式についてつぶやいており、改めて大学生活について話を聞いた。

まずは「大阪にきてたくさんの仲間に出会うことが出来て幸せです」とつぶやいた脇坂泰斗。

4年間の大学生活については「充実していましたね。サッカーの面ではずっと試合に出させてもらっていたので」と振り返りつつ試合に出続けていた大学時代との対比をもとに「今こうして出られない状態を味わってるというか、大学で経験していなかったからこそ、新鮮という言い方はおかしいですが、そういう刺激を今感じている」のだと話す。つまり試合に絡めていない現状について「今のこの状態が逆に刺激になります。出るために考えないといけないという点で」と前向きだった。

また、チャンスをもらえてない自分との比較で、同期の守田英正の活躍については「いや、すごいですね。何ていうんですかね、モチベーションにもなります」と述べつつ、その守田と自分の実力を比較し「一緒にずっとやってきた」これまでの経験をふまえ「ある意味自信になる」と同期の活躍をパワーに変えていた。

一方「自分を支えてくれた沢山の方々に感謝します」とつぶやいた守田英正の大学生活はなかなか過酷だったようだ。

大学生活について「過酷でした(笑)」とまず口にした守田は「もちろん楽しかったんですが、仲間がいましたし。ただ大学生活は想像していたものとは違っていました」と続ける。

守田はいわゆるキャンパスライフというものがあると思っていたという。ただ、実際はそうではなく「とりあえずサッカーやって終わり。自由な時間はありますが、思い出というものも特にないです。サッカーづくしという感じ」の大学生活だったという。その一方で、寮生活は充実していたようで楽しめたと話している。

ただ、大学生活があったからこそプロサッカー選手としての自分があるということで「今までのサッカー人生の中で一番濃かったと思いますし、それは単純に日本一を取ったとか、MVP取ったとかそういうのではなく、仮に全国に出られてなくても大学の4年間は大きかったと思います。それがうまく結果に現れたと思います」と感謝していた。

チャンスをもらえてない脇坂との比較で「あいつのポジションは難しい」と同期を思いやりつつ先発フル出場をすでに経験してきた自らについて「掴み取ったという感じではないので」と慢心は欠片も見られなかった。目標としているボランチでの出場に向け「もっともっと上手くなっていかないと」と向上心を見せていた。

(取材・文・写真/江藤高志)

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