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【岡山】木村正明代表「一年一年を積み重ねてきて10年目を迎えることができましたし、さらに太い幹を作っていきたい」【必勝・身体健全・交通安全祈願】

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【無料】木村正明代表「一年一年を積み重ねてきて10年目を迎えることができましたし、さらに太い幹を作っていきたい」【必勝・身体健全・交通安全祈願】ファジラボ

1月24日、ファジアーノ岡山は政田サッカー場の氏神さまである沖田神社で必勝・進退健全・交通安全祈願を行った。「あらためて今年も頑張るぞという想いを今日は感じています」と背筋を伸ばす木村正明代表に、2018年のチームの印象、2018年のクラブの目標を伺った。


■木村正明代表

――今年の必勝祈願はどのようなお気持ちで臨まれていますか?

「一年っていうのは僕にとって長いですから、毎年の行事ではあるんですが、あらためて今年も頑張るぞという想いを今日は感じていますね」

――今年はJ2参入節目のシーズンになります

「一昨年が会社ができて10年目でしたし、いろんな節目もあるのでJリーグ参入10年目の今年に特に感じるものはありません。一年一年が勝負の世界なので、当然チームはJ1を狙わないといけないですし、クラブとしてもさらに岡山の皆さんと共に歩むというところの幹を太くしていきたい。そうやって一年一年を積み重ねてきて10年目を迎えることができましたし、さらに太い幹を作っていきたいなというふうに思います」

――ここまで9年間、いい形でクラブは歩んできたと思います

「一番最初にクラブに5人の役員が出向したとき、5人がバラバラの個性だったので『誰のためにクラブは存在するのか』『クラブをどのように運んでいくか』といったことをとことん話し合い、そのときに『子供たちに夢を』『最高の選手たちと子供たちが仲間になる』『岡山の誇りになる』『学校、地域、家庭が三位一体となるようサポートする』といったことを決めたんですが、同時に具体的な活動目標として『3年でJリーグ入り』『7年で活動拠点』『10年で観客一万人』といった目標を掲げました。そういう意味では順調にここまで来ているなっていうのはあるんですけど、『J2でも常に一万人に来ていただけるような状況にしていく』『チームがJ1に行く』っていうところまで達成できていないので、そこにこだわっていきたいと思います」

――このオフには例年になく選手が大きく入れ替わりましたが、選手たちの顔ぶれを見ていかがですか?

「半分近くが変わったので僕もビックリしているんですけど、2009年にJ2に参入した当時はまだ降格がなかったので、思い切って将来性の豊かな二十歳前後の選手をたくさん獲得して、彼らの成長と共にチームも成長していくことをしてきました。それで一定の成果は出たと思うんですけど、そのサイクルには一回ピリオドを打って、若い選手と同時に30歳前後の飢えた選手を大量獲得して、それからセットプレーで1/3の得点が入りますから、ある程度大型の選手に補強のポイントを絞ったんですが、16人の選手が入りましたから監督の腕の見せ所になるなと思っていますし、今年は雰囲気が違うなっていうことを感じていますから、皆さんと同じで僕もすごく期待しています」

――クラブとして2018年の目標として掲げられていることはありますか?

「やはり入場者数一万人ということにはこだわって継続していきたいと思います。J1に上がれたらもう落ちてきたくはないので、当然クラブもそこを見据えて目標を立てていかないといけません。勢いだけでは難しいことはこの世界の歴史が示してきているわけで、『J1に相応しいクラブ』という言葉を使っていますが、それが何をさすかと言ったら、一回でもスタジアムに来たことがある人数なのかもしれないし、視聴率かもしれないし、街で話題にのぼる回数なのかもしれないんですけど、僕らができることとして入場者数一万人にはこだわっていきたい。われわれフロントスタッフの力によるところは大きいですが、街で話題にして誘って来てくださる方の力も必要ですし、選手が観に行きたいと思わせる試合をしていくことも必要だと思っています」

――開幕はちょうど一か月後です。とても忙しい時期ですね

「チームも今はすごく大事な時期ですけど、フロントも今が一番忙しい時期です。Jリーグは1月が決算なのでカリカリもしていますが、2018年をいい形で迎えられるように、と思っています」

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