【山形】新スタ構想について第二回市町村説明会開催
【トピックス】新スタ構想について第二回市町村説明会開催(Dio-maga)
モンテディオ山形は10月26日、県内35市町村を対象にした「新スタジアム構想の概要と今後の展開に関する説明会」を開催。山形市や天童市をはじめとした県内4地区10市町の担当者が出席し、新スタジアム推進事業株式会社(新スタ会社)の概要説明と、経済産業省の採択事業「魅力あるスタジアム・アリーナを核としたまちづくりに関する計画策定等事業」について意見招集が行われた。
新スタ会社については、会社概要と事業化のスケジュール、基本計画の主な内容などが説明された。スケジュールなどに大きな変更はないが、新たな情報としては、現在想定している基本計画の策定項目が説明されたことだ。
基本計画には、街づくりのビジョンやコンセプトの検討やビジネスモデル、スタジアムの整備運用方法、事業計画と中長期収支計画、イニシャルコストとランニングコスト、資金調達方法、地域に与える経済効果、そして建設地公募の募集要領などの項目を盛り込むと想定しているようだ。
我々にとってはビジネスモデルやイニシャルコストなどの項目が気になるが、市町村にとっては地域に与える経済効果が気になるところだろう。
もう一つの経済産業省の採択事業「魅力ある~」については、モンテディオ山形とアビームコンサルティングが委託された事業についての意見を集めるもので、今年6月に行われた第1回目の説明会の続きとなる。収益モデルの検討や収益向上に向けた取り組みのイメージが説明された。
新スタジアム推進室長の横内崇氏は、収益を生むためにはスタジアムの交流人口を増やすことが重要と話し、「従来の山形にない新しい価値を提供する必要がある」と、スーパーやコンビニ、大型ショッピングセンターとの差別化を図る狙いを話している。
その上で、街なか型では「山形に来たらまずここに立ち寄る」というビジターセンターのイメージ、郊外型ではスポーツをしながらリフレッシュもできるホテルライクな空間を提供するアンカーテナントのイメージを紹介していた。
横内室長はこれらはあくまでも参考事例で、スタジアム建設のモデルに直接関わるものではないと念を押していたので、勘違いなさらないようにしていただきたい。
2回の説明会を経て、今後は各市町から新スタジアムに関する意見を回収してまとめ、12月中に経済産業省に提出される。この事業で集められた意見や計画は、新スタジアム基本計画策定の際に、検討材料の一つとして扱われることになっている。
横内室長によると、各市町側の意見や問い合わせはまだ小さいそうだが、第1回目の説明会に参加した21市町村から今回は10市町まで減ったことからも、スタジアム建設の公募に興味がある自治体は絞られてきていると言える。より実のある意見や問い合わせもこれから徐々に集まってくるだろう。
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