J論 by タグマ!

【甲府】練習リタイアでちょっと心配なドゥドゥ…過剰反応だと願いたい【10月26日の練習場から】

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ記事を全文掲載いたします。


練習リタイアでちょっと心配なドゥドゥ…過剰反応だと願いたい【無料記事 10月26日の練習場から】山梨フットボール

【10月26日の練習場から】

練習リタイアでちょっと心配なドゥドゥ…過剰反応だと願いたい

久々に晴れた10月26日は気分よく紅白戦やクロスからのシュート練習(@韮崎G)を行うことができた。紅白戦が1本目から3本目に進むなか、堀米勇輝、畑尾大翔、橋爪勇樹、黒木聖仁らが主力組に入る場面もあり、神戸戦に向けてチーム内競争が行われていることを感じる内容。紅白戦は甲府の5-3-2と神戸の4-4-2で行ったが、細かい戦術的な要求はせずに純粋に競い合わせた吉田達磨監督。控え組の選手も競争に勝って主力組入りのチャンスを掴もうとハードにプレーしていて、凄くいい紅白戦になっていた印象。

そのなかでドゥドゥが膝の痛みでリタイアするアクシデントがあったが、前日25日の9対9の1/4コートのゲームでも倒れ込んで「今季絶望です」的な雰囲気を出しつつも、10分後には機嫌よくプレーしていたのであまり心配はしていないが、リタイアしたことは事実。メディカルスタッフがベッドの上で膝の可動域を確認した段階では異常はなかったそうだが、念のために病院で診断を受けるそうだ。ドゥドゥは今季、膝の不安解消に時間がかかって苦しんだだけにトラウマがあると思うが、過剰反応であることを願っているし、その可能性は十分にある。膝の調子がいいだけに、紅白戦でかなり無理をするというかMAXのキレでプレーしていて、その無理が祟った程度であることを願いたい。

韮崎の練習場から見える地蔵岳(2764m)の山頂付近に雪が積もり秋の深まりを感じる。

久しぶりに晴天下で練習ができた10月26日(@韮崎G)。選手も乾いた芝生の上でサッカーができることが楽しそう。ただ、29日の神戸戦は雨予報…。

紅白戦形式の戦術確認では先発を狙う堀米勇輝が攻守にアグレッシブにプレー。チームの攻撃に足りないタメや崩しに欠かせない選手。

「誰?」ってなりそうなくらい表情が変わってプレー。

紅白戦で膝の痛みを訴えて倒れ込んだドゥドゥと取り囲むチームメイト。

25日の練習でも「今季絶望です」的な倒れ方をしたものの、問題なくミニゲームに復帰し、練習後は取材を受けるリンスを茶化すドゥドゥ(右端)。左上のジュニオール・バホスもエデル・リマもスマホでリンスを撮影し、ブラジル人選手全員が全力で茶化していた。

C大阪戦では決定的なシュートを止められたが、シュートのキレは増しているので神戸戦のリンス、注目です。

なかなかチャンスが来ないビリーだが、練習を見る限りシュートはしっかり決める質がある。

紅白戦では控え組でプレーした津田琢磨だが、最もキレがいいベテラン。

競争が激しいFW陣。黒木聖仁が先発の座・獲得レースでは一歩リードしている感じがあるが、熊谷駿も覚悟と危機感を持って追い上げている。

曽根田穣も焦ることなく地に足をつけてチーム内競争を戦っている。

晴天に恵まれた10月26日の練習は強度、集中力共に高いセッションが行われた。

肩の脱臼に苦しみ、手術を行ったために思ったように練習参加ができなかった若杉好輝。ようやく本格合流を果たして嬉しそう。クロスからのシュート練習では素晴らしいクロスを上げていた。

甲府の練習着姿に違和感なし。今季はタイリーグ3部のコンケーンFCでプレーした吉野峻光。今季は3部で優勝して来季は2部に昇格するそうだが、「来季いるかどうかはまだ決まってません」という状況。いい契約を結べることを祈りたい。山梨滞在は今日までで、明日からは東京に行くそうだ。


黒木聖仁「(2ゴールは)たまぁ~のたまです」【10月26日の練習場から 選手コメント 黒木聖仁】

セットプレーからの2失点で撃沈されたC大阪戦。消化しきれない残滓に残り4節に向けた課題が浮き上がった【明治安田生命J1リーグ第30節 C大阪対甲府 レビュー】