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日中友好シニアサッカー ~中国と日本、そして長崎をつなぐ事業について~

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今回はV・ファーレン長崎を中心としたWEBマガジン「V・ファーレン長崎応援WEBマガジン「ViSta」」からの記事になります。


【トピックス】 日中友好シニアサッカー ~中国と日本、そして長崎をつなぐ事業について~V・ファーレン長崎応援WEBマガジン「ViSta」
2017年09月14日更新

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13日、19時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で「日中友好シニアサッカー交流戦(以下:交流戦)」が行なわれた。試合を行なったのは元中国A代表を含む中国O-55チームとV・ファーレン長崎ゆかりの人物も多く登場した長崎県シニアリーグの選手たちを中心とした「長崎県シニアチーム」で、試合は5-3で中国オーバー55が勝利した。

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同交流戦では、それぞれ日本代表、中国代表を意識した青と赤のユニフォームが用意され、長崎県サッカー協会の小川勇二専務理事、元V・ファーレン長崎社長の宮田伴之さんをはじめ多くの長崎県のサッカー界関係者も参加。今年1月に不条理な形で退職さぜるを得なかったV・ファーレン長崎の元専務である岩本文昭さんも出場し、退職後、久しぶりに公の場に登場し先制ゴールを奪う活躍を見せていた。

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今回の交流戦は、元サッカー中国代表の呂洪祥さんが7月に長崎で「日中友好体育振興株式会社」を立ち上げたことを記念したもので、中国オーバー55チームが11日に長崎入りし実現した。呂洪祥さんは1980年に同国代表の中心選手として活躍し日本でもプレー。引退後はコーチや日中サッカーのパイプ役を務め、2015年からは「一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブ(以下:社団)」で、V・ファーレン長崎国際戦略アドバイザーとして主に中国との交流事業を担当していた。現役時代の実績や中国での圧倒的な人脈を生かして、上海緑地申花足球倶楽部とV・ファーレン長崎との業務提携や、育成年代の交流を進めていた呂さんだが、今季に入って社団の体制と方向性が大きく変わり、社団からの契約更新が無かったことから、6月に独立して日中交流事業を目的として新会社を設立していた。

社団が行なっていた日中交流事業は、長崎県サッカー協会も協力していたため、同事業を継続する日中友好体育振興株式会社には県サッカー協会をはじめ多くのサッカー界関係者が協力を行なっており、宮田さん、岩本さんも長崎のサッカー界に詳しい人物を探していた呂さんから協力を求められる形で同事業に参加。宮田さんは顧問として、岩本さんはアドバイザーとして協力を行なっていくという。日中友好体育振興株式会社は、今後もスポーツを通じた日中交流事業を推進していく予定で、8月には長崎南山ジュニアを上海市に派遣し、その後も北京市の小学生による県内合宿などを計画している。

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reported by 藤原裕久


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