【森雅史の視点】2024年11月1日 J1リーグ第35節 川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ
J1リーグ第35節 川崎F 1(0-3)3 鹿島
19:03 キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 入場者数20,834人
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前半、動きの鈍い川崎を突いて鹿島が3ゴール。川崎は最後にFKを直接決めて1点を返したが、もう時間はなかった。
試合後、日本代表の森保一監督はこう振り返った。
「両方ともゴールに向かっていく姿勢は出ていた試合かなと思います。鹿島は3点先制して、 後半川崎も早い時間に点を取れていたら、最終的にはスコアもっと違っている試合になったかなとは思いますけど。得点が入る入らないというのは試合の流れでは常にあることですし、そこは積極性とはゴールの数は違ってたかなっていうのが川崎だったのかなとは思います」
森保監督はそう言うが、中後雅喜新監督になり、先発競争が激化しているのが伺える鹿島は前後半を通じて積極的だったが、川崎は前半、あまりに集中力を欠いた。ボールがこぼれるとそれを拾うのは鹿島ばかり。川崎は後手後手に回った。救いは29分、脇坂泰斗のケガで途中出場した小林悠がチームを活性化したこと。頼もしいベテランの存在は今の川崎にとって大きな価値がある。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート