取材は「武蔵野市立武蔵野陸上競技場」より【川本梅花】
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今回はWEBマガジン「川本梅花 フットボールタクティクス」から葛野昌宏監督に関する記事になります。
【黄色の瞳】Note12:取材は「武蔵野市立武蔵野陸上競技場」より(川本梅花 フットボールタクティクス)
2017年05月04日更新
東京武蔵野シティFC 0-0 ラインメール青森
http://reinmeer-aomori.jp/game/20170429/
4月29日の土曜日の東京。「午後16時から雨が降る」とネットでの天気予報は細かい時間指定をしていた。東京武蔵野シティFC対ラインメール青森FCの試合が終わって、僕は、ラインメールの選手に話を聞いていた。何人かの選手に話を聞いた後で、青色をかすかにのぞかせた空は、一瞬にして黒く塗りつぶされ、激しい雨がピッチに降り注いでいった。「早く雨がやまないかね」とカメラマンの重田と話をしていたら、試合後のミーティングを切り上げた監督の葛野昌宏が控室から出てきた。早速、試合について話を聞くことする。
「今日は、風の影響で両チームが左右されましたね」
「んーん、うちは、風だけが問題じゃなかったんだけどね」
「それは、どういうことですか?」
僕が監督に質問する。監督の写真を撮っていた重田が「雨が止んできましたよ」と知らせてくれる。葛野監督が僕に背を向けてスタジアムの方に向きを変える。
「虹ですよ。それも二重になっているね」
そう言われた僕も、スタジアムの方に顔を向ける。
「じゃあ、あの虹を背景に写真を撮りましょうよ」
「いいね」
と言って、いったん話を中断して、葛野監督は雨でぬれた陸上トラックの上に足を踏み入れた。
この日の戦いは、GK伊藤拓真のファインセーブの連続で引き分けに持ち込めた試合だった。風上と風下の影響によって、前半はラインメールのゲームで、後半は東京武蔵野シティFCのゲームとなった。両チームともに、勝てるチャンスのある試合だった。青森は前半4回の決定機を作る。武蔵野も後半に4回のチャンスを演出した。勝点1を獲得したアウェイチームの青森が、シーズン序盤に得た貴重な引き分けとなった試合だった。
このWebマガジン「川本梅花 フットボールタクティクス」では、「ラインメール青森FC通信」というコーナーを設置して、選手の談話などを「無料記事」として発信していくことになった。クラブも公認している案件なので、読者はどうか楽しみにしていてください。
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