"脳内メーカー"から見るタグマ!ライターの今/江藤高志(川崎フットボールアディクト)×郡司聡(町田日和)【J論対談】

タグマ! ライター陣の"半生"をインタビュー形式で掲載してきた『オレたちのライター道』のスピンオフ企画である対談の第二弾。今回は、"脳内メーカー"を一つの切り口に、『川崎フットボールアディクト』江藤高志氏と『町田日和』郡司聡氏が対談し、ライターの「今」に迫った。

"脳内メーカー"......いま、自分の脳内はどんな関心ごとに支配されているのか。トータルを100%に設定し、それぞれを数値化したもの。


【江藤高志さん】
・サイトとしてのフットボールアディクトのこと...60%
(内・フロンターレのこと...40%、仕事の効率化(SNS含む)...20%
・新規事業...20%
・交友関係...5%
・投資、財テク...5%
・引越し...5%
・遠征まわり(移動や食事)...5%


【郡司聡さん】
・FC町田ゼルビアについて(町田日和含む)...50%
・収入の柱をもう1本作る...20%
・自己ブランディング研究...15%
・服...5%
・おいしいご飯屋探し...5%
・健康...5%


▼SNSの有効活用


郡司 今回の対談のテーマは、"脳内メーカー"を通じて、お互いのタグマの読者に親近感を持ってもらうことと、お互いに自己ブランディングについて、どう考えているか、話を進めていきたいと思います。まず、江藤さんは「Webサイトとしてのフットボールアディクト」のことが60%を占めています。その中でフロンターレのことが40%、SNS系を含む仕事の効率化が20%となっています。ちなみに江藤さんはSNSをどのように活用していますか?


江藤 もちろん、フットボールアディクトの告知関連もやっていますが、時事ネタについて、解説ではないですが、自説を述べることもあります。例えばtwitterはフォロワー数が1万人を越えているので、割と有益なものに対しての反応はありますね。過去、一番バズったのが、高校選手権の決勝が雪で延期になった時(2013年度・鵬翔vs京都橘)。周囲の心配事は、延期日当日がセンター試験の日だったため、メンバーの中にセンター試験受験者がいるんじゃないか、ということ。

そこで僕が「両学校ともにセンター試験の受験対象者はいません」といった内容のことをつぶやいたところ、1,000リツイートを越えました。それで分かったことは有益なものであれば、バズるポテンシャルがあるということ。ただその一方で宣伝や告知系になると、極端に反応が鈍くなるので、なかなか思い通りにはいかないですね。


郡司 ちなみに川崎フットボールアディクトの告知は、どのようにやっていますか?


江藤 リンクを貼って、サムネールとパッとタイトルが出るようにして、「更新しました」とつぶやく程度です。有効に活用できていないのかなという気はしています。脳内メーカーで20%あったSNSの効率化に関しては、いかに効率よく宣伝をしていくか。アディクトとSNSを絡めていかないと読者数は増えていかないのかなと。いわゆるインフルエンサーという方々は、もっとエグい方向でやっている部分があるので、多少反感を買うことは織り込み済みでやっていく必要があるのかなとも思い始めています。

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郡司 敵ができる分、それ以上に味方ができるからやっている、とインフルエンサーの方が話していたのを聞いたことがあります。ちなみに自己ブランディングのためのアプローチは何かされていますか?


江藤 YouTubeを活用したほうがいいのかなと、思い悩んでいますね。実はYouTubeで「江藤高志」チャンネルと「えとーセトラ」チャンネルの二つを持っています。前者の「江藤高志」チャンネルは、過去の国内外の遠征時の動画や、日常のものがごっちゃになっていたんですが、これをサッカーに特化したチャンネルに変更。後者の「えとーセトラ」チャンネルで旅先や遠征先の風景を動画で撮影して、サッカーに関係のないものにしようかなと。

またYouTubeではないですが、ACLのメルボルンへのアウェイ遠征先でインスタライブをやらないんですか、とオファーされたこともありました。今後はそういうことを試す価値はあるのかもしれません。例えば広がりをもたせるために、先日のACL蔚山現代戦後に二人で囲んだように、チョ・ヨンチョル選手について、僕と郡司さんでディスカッションをするとか。そういうアプローチをしてもいいのかなと思います。


郡司 読者に親近感を持ってもらうには、いいアプローチかもしれません。


江藤 個人的にはサポーターさんとも触れ合いたいというタイプの人間なので、素の自分を出すというかありのままの自分を出すという意味での活動はイメージしています。それこそ、郡司さんの「自己ブランディング研究」15%は、比率が大きいのでは?


郡司 いわゆるインフルエンサーと言われる方々はどんなことをしているのか、ちょっと研究してみたのですが、行き着いた一つの答えが「ゼルビアあっての自分である」ということ。そこは勘違いしてはいけないのかなと。


江藤 ただゼルビアのことを書く中で郡司さん色を出せば、何かが変わるのかもしれません。僕はもともとフリーで出てきて僕自身の文章が好き、僕の作風を気に入ってくれているという人も一定数います。ただ最近は文章が固くなってきているような気がしています......。このまま年老いたおっさんだけみたいになっているのが嫌いで、映画や創作物を見たり、聞いたりしています。心が動かされる経験は積み重ねるべきで、感動に対するセンサーは敏感で居続けたい。それに対して繊細ではいたいなと思っています。




▼紙媒体への意欲


郡司 この交友関係5%というのは?

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江藤 単純に交友関係を広げるイメージです。もう少し友人と飲みに行ったり、付き合う回数を増やすことは意識的にやっていきたいんですよね。サポーターさんとももう少し交友関係を広げるようなことも今後はやっていきたいと思います。


郡司 人の運命を変えるためには、「会う人を変える」ことも重要な方法論だと何かの本で読みました。また偶然にも江藤さんの「新規事業」が20%、僕の「収入の柱をもう1本作る」が奇しくも20%と同じ比率です。話せないこととは思いますが、新規事業に関するプランは何かありますか?


江藤 紙媒体を作りたいという思いは昔からあります。紙媒体の存在の有無で取材申請のハードルが変わってきますし、日本代表を追いかけたいという思いもあるので、紙媒体は一つの方法論だと思います。アディクトを盛り上げるにも、紙媒体もそうだし、セルフプロデュースも必要、そして作業の効率化も図らなければいけない。結局は、すべてがリンクするんですよね。郡司さんはどうですか?


郡司 甘い考えだとは思いますが、自分が心踊ることをしながら、お金を生み出すビジネスモデルを構築できればなと......。一つ考えたことが町田日和のラジオ版をやること。昔から福山雅治のオールナイトニッポンなど、パーソナリティーのキャラクターを知ることができるラジオが好きで、一人で一定の時間喋り倒すというラジオに憧れていることも影響しています。「football fukuoka」の中倉一志さんがやられている「INSIDE FUKUOKA」のイメージに近いです。

でも何度かゼルビア関連でラジオの生出演をやらせていただいたことがありますが、実は"ノッキングの郡司"という異名を持っています(苦笑)。その一方で僕も紙媒体への思いもありますから、従来のWebサイトである町田日和、紙媒体、ラジオ版とメディアミックスの相乗効果を狙うことも一つのやり方なのかなと。ただ自分の経験値から何ができるのか。それを今一度整理して、別のことにつなげていく。それに尽きるのかなとも思っています。


江藤 紙媒体はコストもかかるし、何か太いパイプがあればまだしも、資金面が一番のネックですよね。始めればついてくるスポンサーがあるかもしれませんし、まずは一歩を踏み出すことで何かが変わるかもしれません。


郡司 次の対談の機会では、「こんなことを始めました」とお互いが報告できるといいですね。今日はありがとうございました。


江藤 こちらこそ、ありがとうございました。

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