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テーマ『ガルパン』『甘ブリ』『のうりん』。アニメコラボはJを救う特効薬となり得るか?

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アニメとかに詳しいライター・後藤勝

2015 08/17  22:14

果たして『アニ×サカ!!』は失敗だったのか?

水戸ホーリーホック、東京ヴェルディ、FC岐阜と、『ガールズ&パンツァー』、『甘城ブリリアントパーク』、『のうりん』、三つのJクラブと三つのアニメ作品によるコラボレーション企画である『アニ×サカ!!』が密かなムーブメントを作り出しつつある。最近では川崎フロンターレが自主的に公認キャラクター「カワサキまるこ」を開発、サガン鳥栖も『アイドルマスターシンデレラガールズ』とのコラボを発表するなど、アニメ業界界隈とJクラブの交流は活発化している。いまアニメコラボに何が起きているのか。『アニ×サカ!!』の実態をアニメとかに詳しいライター・後藤勝が徹底取材、その深層に迫った。


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▼アニメという流れ
 人気低迷が叫ばれるJリーグへのアニメ業界の参入が目立ってきている。なかでも異質なのは『アニ×サカ!!』だ。一定の集客力を持つJ1クラブがメジャーな映画やTVアニメと対等の立場で遂行するコラボレーションとは異なり、アニメ業界が苦境に立つJ2クラブを支援するという特殊な性格がある。端的には、アニメファンにスタジアムへと足を運んでもらう、アニメのパイをサッカーに分けてもらうという構造になっている。

 たとえば水戸ホーリーホックの一試合あたり平均観客動員は5,000人を若干下回るくらいだが、水戸のスポンサーとなりコラボマッチをおこなっている人気アニメ『ガールズ&パンツァー』のブルーレイ・ディスクの売上は各巻30,000枚を超える。それぞれの数字を単純に比較することはできないが、あえて直接比べるならその率は1対6だ。30,000の分母からわずかでも水戸の試合に来てくれれば。そんな期待をサッカー側が抱くのも無理はない。

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▼「ガルパン×水戸」という成功が起点に
 ふだんアニメを観ていないサッカーファンが感覚的に理解することは難しいかもしれないが、その期(1~3月、4~6月、7~9月、10~12月のTV放映編成)のいわゆる"覇権"を争う人気アニメの持つパワーは、経営難のJ2クラブを凌駕しているのだということを知っておく必要がある。

 まず『ガルパン』がヒットして舞台である茨城県大洗町が聖地化、「巡礼」するアニメファンが後を絶たない状況が生まれた。大洗にとってはアニメ作品に登場することが町興しになったのだ。大洗は水戸ホーリーホックがホームタウンに指定している水戸市周辺自治体のひとつであり、ご当地アニメの『ガルパン』とのコラボレーションは自然に映る。ただ、本来インドアな娯楽であるアニメと、晴天の下でおこなうスポーツであるサッカーとでは、まるでジャンルが異なり、違和感がないと言えば嘘になる。ギラヴァンツ北九州のゴール裏で荒くれ男ふうのコアなサポーターと、萌え系デザインのアニメキャラをあしらったゲーフラが混在している状況が象徴的だが、見慣れないうちは水と油に感じてしまっても無理はない。それがはたしてドレッシングになるのかという危惧をする人がいてもおかしくはない。

 コラボがうまくいくかいかないかは、アニメ作品の性質にもよる。『ガルパン』の場合は、それが「萌えアニメの皮を被った熱血スポ根」であり、廃校寸前の大洗女子学園を弱小チームの連勝が救うというストーリーであったことで、水戸とのマッチングがよかったのは確かだ。弱者に寄り添った作品だからこそ、東日本大震災に苦しんでいた大洗を助け、存続に苦しむ水戸を支援するアティテュードがふさわしい。

 こうして2013年11月に水戸が『ガルパン』とのコラボマッチを初開催、翌年からは『ガルパン』が正式にスポンサーとなった。

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▼「岐阜×のうりん」「東京V×とある→甘ブリ」
 2014年にはFC岐阜が『のうりん』、東京ヴェルディが『とある科学の超電磁砲』とのコラボマッチを開催。アニメコラボの実績がある三クラブによる合同企画として『アニ×サカ!!』を実施しているのが、ことし2015年の状況である。東京ヴェルディはコラボ対象作品を『とある科学の超電磁砲』から『甘城ブリリアントパーク』へと変更したが、それぞれの作品の舞台は立川市と稲城市をモデルとした架空の都市であり、ホームタウンの風景が描かれている作品ということでの一貫性がある。さらに言えば、『甘城ブリリアントパーク』のストーリーは経営難の遊園地を存続させるというもので、ヴェルディの置かれた状況とシンクロしている。

 一方、『のうりん』は岐阜県美濃加茂市をモデルとした架空都市の農業高校を舞台に、現実の農業と農業教育に深く切り込んだ作品。他県民からするとイメージのはっきりしない美濃加茂市をかなり明確に思い描くことができるほどの情報量が盛り込まれ、地域密着という点でFC岐阜と志す方向は同じだ。とってつけた感はない。もちろん、そうした絡みがなければいけないという決まりはない。もっと気楽にコラボをしてもよいのかもしれないが、それぞれのコラボが関係各所の承認を得るにはそれなりの説得力がなければならないだろうし、前例のあまりない本格的なアニメコラボを始めるにあたっては、しっかりとした関係性が見て取れる手堅い組み合わせのほうがいいだろう。その意味では、水戸とヴェルディと岐阜は、浮かれることなく着実に一歩ずつ進んでいると言える。

▼動員増という当ては外れたのか?
 具体的な施策としては、各Jクラブとアニメ作品のコラボグッズ販売、出演声優の来場、地域特産品の出展などがある。対象試合が3月と4月にあり、準備期間が短かったヴェルディでさえも、これらの最低要件はクリアしており、あんぽむ(橘杏)さんのコスプレによってスタジアムのコンコースがにわかコミケ会場化するなど、活況を呈していた。

 しかしいかに練り込まれた組み合わせでコラボをおこない、準備を進めてきたとしても、それらがすぐに観客動員に反映されるわけではない。ヴェルディの今シーズンを振り返ると、最多の観客動員は開幕戦の対セレッソ大阪戦で記録した12,217人。対して『アニ×サカ!!』対象の第3節対水戸ホーリーホック戦、第7節対FC岐阜戦、『アニ×サカ!!』枠外のコラボ第三弾としておこなわれた第14節対徳島ヴォルティス戦の観客動員は、それぞれ3,514人、3,178人、3,648人である。ジェフユナイテッド千葉と引き分けた第12節には7,996人が詰めかけており、アニメによる直接的な観客動員増だけを期待するなら「当てが外れた」ということになりかねない。それでも、水戸もヴェルディも岐阜も、この異ジャンル交流コラボを推進している。

 なぜ歩みを止めないのか。Jクラブとアニメメーカーが捉えるゴールとは何か。あるいはこうした試みによってJリーグにどのような刺激を与え変化をもたらしたいのか。その背景を、他業界からのJリーグへの提案を含め、連載第二回以降にお伝えしていきたい。

第二回 『のうりん』関係者激白。コラボの実情と思わぬ波及効果とは?

後藤 勝(ごとう・まさる)

サッカーを中心に取材執筆を継続するフリーライター。FC東京を対象とするWebマガジン『トーキョーワッショイ!プレミアム』を随時更新。著書に小説『エンダーズ・デッドリードライヴ 東京蹴球旅団2029』(カンゼン刊)がある。

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納得(3票)

匿名(IP:119.173.132.167)

コラボレーションできる題材として「アニメ」という項目が増えただけで、特別視してしまうようでそこまで特別なものでもないのかもしれません。意外と川崎がやってる節操なし(笑)なコラボとそう大差は無さそうな気がします。何を持って失敗かは分かりませんが、こういう企画は成功というものが目に見えてわからないものな気もします。
後編に期待します。

2015年8月17日 22:57

匿名(IP:126.48.224.52)

挑発的なタイトルだが、まだまだ導入部分。数字による裏付けをしていることから、丹念に取材しているのはわかる。
次回以降に期待。

2015年8月18日 19:14

えっ?…>「数字による裏付けをしていることから」(IP:126.48.224.52)(IP:222.15.226.98)

ここに出てる数字なんて、ネットで小一時間ググるだけで簡単に調べられる観客数やDVDの売り上げばかりですけど。新聞も読んだ事ないのに、”丹念な取材”なんて言ってると、桜か馬鹿と間違えられるから気をつけた方がいいですよ。
個人的に、女子サッカーならともかくも、なぜ牛みたいな爆乳とかペドロリ向け、要するにヲタ向けの女のコばかりを男子リーグ所属チームが看板に使う必要があるのか、そこが先ず不可解>逆に、女子リーグでこのキャラ(牛)は絶対採用されないと思うが
つか、こんな深夜アニメみたいな無個性な萌えキャラみても、気持ち悪いとしか思わんけど
別に、アニメ(地域観光振興)とコラボは構わない。でも、ヲタ消費者の単純な消費動向に振り回されると、世間からは白眼視される、そういう事がまるで分ってない典型的なダメ取材。要するに大衆紙記者でもここまで裏付けに乏しい感想記事は書かない。それを長々と書いてても仕事で通る、それがサカ業界の記者レベルであり、衰退の一因であろう、そう思いました
つか、こいつも、宇都宮徹壱と同じ表現者気取り、5流の腐敗臭がプンプンするわw

2015年8月27日 10:05

異論(2票)

匿名(IP:1.33.205.101)

他にあげたセレッソ戦や千葉戦がどういうものだったかちゃんと調べましたか?
セレッソ戦:カメンライダーコラボ、明治安田生命3000人観戦、開幕戦
千葉戦 :ゴールデンウィーク中、肉フェスとのコラボ
これじゃ一概にアニメが失敗だったとか比較になりませんよ

2015年8月18日 21:45

ヲイヲイ>アニメ厨の三流ラノベ小説家(IP:211.134.146.156)

この、いつもピッチ分析もできないブロガー記者は、例えば、マトモな学識を持ったうえで、萌え豚を相手にエセ評論書いてる、斉藤環とか、東浩紀が、まともなインテリの間ではペテン師扱いされてるのを知ってんだろかね
つまり、そいつら未満、タダの趣味で萌え狂ってるだけの隠れヲタが、こんなとこで何をカンソー文を書いてんだか、て呆れたわ>そもそも、ルールも知らず、現実社会から離れすぎたが為に、ダサいカッコしてても自覚がない、ンなアニ豚ちゃんが、ゲーフラ持参で客席に増えたからって、プロの技をピッチで競い合ってる選手に「目利き、玄人はだしの」声援が届くとでも考えてるの? 一体、何を付け焼刃の萌えっ子日記を書いてんだよw

いいか、ラノベでも大衆紙記者でも通用しない三文取材記者。ゴール裏に陣取る事・観戦歴の長さだけが生きがいになってる自称コアサポ(サカの目利きとしてはフシアナ中年)どもが、競技場のガンになってんのに、この上、サカのルールも知らない連中に頼って、その場しのぎの金策に走り回る事が、100年の計だとでも思ってるなら、記事を書く以前に、大学受験からやり直せ
つまり、せせこましい商業主義に走って、後々ツケが回ってくるだけの苦肉の策を持上げて、娯楽としての”文化的洗練や発展(要は、隠れヲタの願望)”とすり替えてる時点で小論文の書き方を勉強し直すべきだな

フーリガンきどりのヲッさんどもの加齢臭とか、汗まみれの萌え豚の酸っぱい臭いの渦巻く競技場に、カタギや女・子どもが行くわきゃねえだろ→一般人の間で娯楽的価値イメージが向上する善循環が期待できるかどうか、そこが理解できるまでは、「金を払って」マスコミ養成の予備校へ通うか、チラ裏に書いてろ、このド素人がw

2015年8月25日 16:16

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