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テーマいよいよW杯開幕! ……ところで、J2は普通にやっています

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川端暁彦

2014 06/06  21:17

W杯決勝より『J2』を楽しめる人たち。その理由とは?

いよいよW杯開幕までのカウントダウンが始まった昨今。世間の耳目がそこに集まるのは当然のことだろう。ただ、サッカーはW杯のみにあらず。J1は中断しているので、ここは一つ下部リーグに足を運んでみるのはどうだろうか。今回の『J論』では、そんな下部リーグ観戦をエンジョイしている書き手をそろえてみた。最後はJ論編集長・川端暁彦が、娯楽性と「レベル」が正比例しないサッカーの魔力を語った。


▼感情はレベルを超克する
 いよいよW杯開幕が迫ってきた。正直に言えば、ドキドキしている。ワクワクもしているし、同時にハラハラもしている。日本代表という集団は、確かに日本サッカーの象徴であり、一つの到達点ではあるのだ。その成果と戦果が気にならないはずもない。

 そして何よりW杯という場はサッカーファンにとっての"お祭り"だ。4年に1度のサイクルで長らく開催され続けてきたフェスティバルである。今大会は寝る間を惜しんで観戦に勤しむつもりであり、その意味でも楽しみだ。

 ただ、だからと言って最高の舞台で行われるサッカーが、仮に最高のレベルであったとしても、最高の試合になるとは限らない。それがサッカーというスポーツにおける一個の「掟(おきて)」であるとも思う。

 理由の一つは、人間が感情的な動物であるということだ。

 目前の試合に対する「思い入れ」の力は、あらゆるレベルの高さ以上に、試合の味わいを濃厚にしてくれる。そんなスパイスとして機能する。応援したい選手がいる、大切な仲間がいる、そのチームのことが大好きで仕方ない。そんな感情の持つ力は、エンターテインメント性を限界まで加速させる。日本代表の試合が、そのレベルがどうしたという次元ではなく("観戦力"がなかったとしても!?)、多くの日本人にとって最上級の娯楽となるのは、「日本」というバックグラウンドが持つ絶対的な共感性があるからこそである。それこそが、勝利の美酒を最高の味にしてくれる。

 これは多くの親にとって最高に熱くなれるサッカーの試合は、W杯の決勝戦ではなくて、息子や娘の試合であるというのと同じこと。愛するクラブを見付けられることが「幸せ」なのも、まさにそれが理由である。

▼そこにサッカーがあるから
 昨年、2ステージ制導入問題に絡んで、しきりにJリーグ側が主張していた「Jリーグのレベルは上がっているし、本当は高いのに、それが認知されていない=だから客が来ない」という言葉に強い違和感を覚えた。たとえば松本山雅のようにJ1クラブをしのぐような動員力を持つクラブもJ2にはあるわけだが、その理由は「松本のレベルは高くて、それがよく認知されている」からではないだろう。率直に言って、レベルはそんなに高くないだろう。欧州トップレベルと比べたらもちろん、J1クラブと比べても差はある。でも楽しい、また来たいと思えるような空気がそこにあるから、リピーターが生まれて、客足が伸びる。サッカーに限らず、スポーツが持つ娯楽性は「レベル」と正比例するものではない。

 たとえば、高校サッカー選手権という大会がある。「レベル」はプロのそれと比べれば当然低いし、昨今はJクラブのユースチームに人材が流れたこともあって、質的に高校年代最高峰の大会ではなくなった。だが、その決勝戦には大挙して人々が集まって国立競技場は満員の大観衆に埋め尽くされる。部活というサッカーを知らなくても共感・理解のできる背景があって、これで高校での「部活」に区切りを付けるファイナルステージであるというシチュエーションがあるからこそ生まれる娯楽性は、毎年のようにスポーツの楽しみが「レベルじゃない」ということを示唆してくれる。

 もちろん、ハイクオリティーなプレーに対する感動というのはある。少しでも技術的、戦術的なレベルアップを図ろうとする現場の努力を否定する気もさらさらない。ただ、単にレベルの高いモノが観たいのならば、人々が選ぶのはJリーグではなく、欧州のサッカーだろうという現実は否定できまい。現在、Jリーグトップクラスの選手たちはことごとく欧州へと旅立って行き、逆に世界トップの選手がJリーグへやって来ることは極めて稀な例となっている。今夏にも相当数の代表選手とそれに準じる選手が欧州へと戦いの場を移すだろう。それに代わる選手がきっと出てくるという確信はあれども、一時的にJリーグがスター選手を失ってレベルダウンするのは確かだろう。

「J2を観に行こう」というのが今回のテーマである。ここで家から遠くにあるスタジアムでしか試合がないという人にまで足を運んでもらおうとは、実のところ思っていない。それはハードルが高すぎるというものだろう。近所で試合があって、しかも暇な人がいたら、「J2観戦に行く」という選択肢を持ってほしいというだけだ。身近にあるサッカー。生で観るサッカー。それが持つ特別な価値については、一般に「レベルが低い」と思われているであろう下部リーグのサッカーを観に行くときに、より強く認識できるように思う。

 要するに、「行ったことない人は行ってみて」というだけだ。J2に関して、食わず嫌いならぬ"観ず嫌い"はもったいない。きっと意外に思えるほどに楽しい空気が、そこには流れているはずだから。


川端暁彦(かわばた あきひこ)

1979年、大分県生まれ。2002年から育成年代を 中心とした取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画し、2010年からは3年にわたって編集長を 務めた。2013年8月からフリーランスとしての活動を再開。古巣の『エル・ゴ ラッソ』を始め、『スポーツナビ』『サッカーキング』『月刊ローソンチケット』『フットボールチャンネル』『サッカーマガジンZONE』 『Footballista』などに寄稿。近著『Jの新人』(東邦出版)。

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  ゴール裏のコスプレ中年=ライト層と言う事実(IP:221.119.203.80)

オフザボールでの位置取りの駆引き、とりわけラインの上げ下げも全く分からない、そんなゴール裏で毎試合、金をドブに捨てて観に行ってる連中が「20年応援しているから」目利きになれるわけではない。まして、そういうサカ豚どもが競技場全体に号令をかける、あるいはチンピラ気取りのカス中年どもがウルトラごっこのコスプレやりたさに騒動を起こす――その手の自己顕示、応援競技が続く限りマトモな経験者(選手に届く論理を持つ批評者)は客席には増えない
つまり…
→玄人の声援や拍手、そしてどよめきが一斉にワンプレー(良 or 凡)、その意図に即応する事で選手を鼓舞する→良薬口に苦し。事実に即した批判であれば、選手も積極的に助言を受け入れピッチと客席は一体となる
そう言う連鎖とは程遠い画一的な客席の現状、その押しつけ、そこを先ず考えて記事を書くべきだ。個人的にはオサーンどもの替え歌(成仏できそうにない読経)や声援(体育授業での一般生徒の歓声)はダサさも含めてあんなものを文化として強要されたくない。
ところで、こちらのコメ欄は自分の意見もなく記事と無関係の小競り合いが多すぎて読む気が失せる。ここに吹き溜まってる文盲やサカげー止まりと同レベル、そんなコア層の醸し出す”クラブ愛”がどうのこうのと言われても、普通のファンは白ける一方である事に好い加減気づいてはどうか。
  >サポーターの皆さんが交わす闊達な
  >議論の一助となっていく。そんな場を目指して
  >いきたいと思っています。
仮にギロンとやらを真摯におやりになりたいなら、記事の「趣旨と無関係の」小競り合いを放置している無能・怠慢との落差をどう考えるのか。競技場の自称コアファンの排他性と同じく、2ch未満の短文の羅列を見ても、こんな話はタダの能書きにしか見えない。
恐らく、あなた方のような三文文士がオダテて気持ち良くなる程度のサポなんていくら増えても娯楽文化としての洗練に寄与しない。議論を喚起するなら、もう少しご自分の言葉に実体が伴うのかどうか、よく考えた方がいい、そう考えます。

2015年4月 1日 21:00

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