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【長崎】今季の入場者数について ~ホーム最終戦は1人でも多くスタジアムへ~

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V・ファーレン長崎の入場者数に関するコラムになります。


【コラム】今季の入場者数について ~ホーム最終戦は1人でも多くスタジアムへ~V・ファーレン長崎応援WEBマガジン「ViSta」

現在、リーグ40試合を終えて22勝8分10敗の2位。リーグ終盤で11戦無敗中と驚異的とも言える強さを見せているV・ファーレン長崎。J1自動昇格も射程に捉え、チームは良い状態で戦えているのだが、一つだけ気になるものがある。

それはやはり入場者数だ。現在、長崎はホーム20試合を終えての合計総入場者数は102,349人。1試合平均入場者数は5,117人となるわけだが、これは現時点でJ2中15番目の数字であり、J1自動昇格圏を争うチームとしては何とも寂しい数字だ。何より寂しいのは、この数字すらチームの大健闘と躍進、ジャパネットグループが過去のクラブとしては前代未聞といえるほどの規模で広報活動やイベントを行なった上での数字ということだ。

J2クラブからJ1クラブへの昇格をスタッフとして経験し、現在は仙台で強化育成本部長を務める丹治祥庸前強化部長と入場者について話したことがあるのだが、「J1に昇格しようというクラブなら平均で8,000人はクリアしたいよね」という結論に落ち着いた。

2013年:G大阪(12,286人)、神戸(11,516人)、徳島(4,348人)
2014年:湘南(8,478人)、松本(12,733人)、山形(6,348人)
2015年:大宮(9,490人)、磐田(10,041人)、福岡(8,692人)
2016年:札幌(14,559人)、清水(11,274人)、C大阪(12,509人)

上記は過去5年、J1に昇格したチームのシーズン平均入場者数。そして現在、J2第40節終了時点での上位6チームの平均入場者数は下記。

1位:湘南(8,252人)
2位:長崎(5,117人)
3位:名古屋(14,699人)
4位:福岡(9,287人)
5位:松本(11,950人)
6位:徳島(4,879人)

過去の昇格チーム、今季の上位6チームいずれにおいても、長崎の平均入場者数は、徳島と共に明らかに1ランク、2ランク落ちる。せっかくJ1自動昇格するかもしれないという大イベントが迫っているのにこれはやはりもったいない。せっかく歴史に立ち会えるかもしれないのだから、1人でも多くの人に集まって目撃をしてもらいたいと思う。

残念ながらシーズン平均入場者をせめて6,000人にしたくとも、残り1試合で23,651人を集めなければならない。これはスタジアムのキャパシティを超える数字で不可能だ。そこでせめて試合平均5,500人を目指して、あと13,151人を集客できれば・・。
13,151人の観衆が詰めかけたスタジアムの光景は、きっとチームにも、長崎という街自体にも力や勇気を与えてくれると思う。ぜひ、13,151人の入場者を目指し、1人でも多くの人をみんなで呼び込みたいものだ。

さぁ、週末は歴史に立ち会うためスタジアムへ行こう!

reported by 藤原裕久

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