J論 by タグマ!

【東京V】『ここが君のホームだ』9月8日(土) J2第32節 横浜FC戦 18:00 味の素スタジアム(18.9.6)

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ記事を全文掲載いたします。


【無料記事】【トピックス】『ここが君のホームだ』9月8日(土) J2第32節 横浜FC戦 18:00 味の素スタジアム(18.9.6)スタンド・バイ・グリーン

U‐21日本代表から戻った渡辺皓太は、さらなる成長につなげる糧を得てきた。
U‐21日本代表から戻った渡辺皓太は、さらなる成長につなげる糧を得てきた。

■納得感は10%

天皇杯を含め、外でのゲームが3つ続いた東京ヴェルディが、4試合ぶりにホームの味の素スタジアムに帰ってくる。

前節はツエーゲン金沢を1‐0で下し、アウェー連勝を達成。5位に順位を上げた。8日のJ2第32節、3位の横浜FC戦(18:00 味の素スタジアム)は貴重な6ポイントマッチだ。

注目は、インドネシアのジャカルタで行われたアジア大会で準優勝となったU‐21日本代表の渡辺皓太。3日に帰国し、休む間もなく翌日からチームに合流している。

「大会を通しての印象は……難しかったですね。中盤の低い位置で、うまく試合に絡めなかった。チームのやり方というより、自分の問題です。ボールを受けるための技術が足りない。決勝の韓国戦は、もっと失点してもおかしくなかった。いままでにない威圧感、迫力を感じました。このままでは東京五輪のメンバーに入るのは絶対に無理。できることを増やし、監督の要求に応えられるようになっていきたい」

渡辺は渋い顔で「納得感は10%程度」と話すが、その一方で鮮烈な輝きも放っている。準決勝のUAE戦で見せた決勝点のアシスト、ボール奪取からのラストパスがそれだ。

「よかったのはあそこだけ。最初、相手に寄せたときは顔が上がっていなかったので、逃げ道はあっちしかないと読んでボールを奪い、起き上がったとき頭にあったのはシュートを打つことでした。パスの選択肢が浮かんだのは、モーションに入った瞬間。視界に青い服がふたり見えたので。あれは感覚というか、咄嗟に出たプレー。ふだんはまだ出せないパスです」

およそ2週間で6試合をこなした渡辺は「疲れがないと言ったらうそになりますが、いまはトレーニングをしつつ、回復させることだけを考えています。使ってもらえたら、いつもどおりのプレーをしなければいけない」と横浜FC戦を見据える。

ロティーナ監督は渡辺の起用についてこう語った。

「コンディション面は考慮する必要がありますね。次の試合でメンバー入りさせるか、休養を与えるか、前日の状態を見て判断します」

僕は18名の枠には入れてくると見るが、はたしてどうか。

当日の天気予報は晴時々曇。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
前回のホームゲーム、第29節の大分トリニータ戦は多くて7000人という見込みだったが、フタを開けてみれば予想を大幅に上回る9214人を集めた。「やはり『明治安田生命DAY』の影響が大きく、多くの知人友人を連れてきてくださったんだろうと考えますが、2000人の誤差がそれだけで埋められるか。まだ分析しきれておらず、要因を特定できていません」とクラブ関係者。ここの解き明かしは大事だと僕は思う。いくつか仮説を立て、そこに肉付けできれば、隠されている集客のヒントを見つけられるかもしれない。
横浜FC戦は、6000~6500人という読みらしい。「『BRI DAY』として開催し、先着1969名様にオリジナルTシャツをプレゼント。日刊スポーツ号外の配布や14歳のストリートサッカー世界チャンピオン、森川獅大選手が来場し、無料体験ブースを設置するなど、イベント盛りだくさんです」と言うクラブ関係者。とりわけ力を込めるのが、『女子中学生・女子高校生・女子大学生限定! 投稿ヴェルディ! SNSへの写真投稿でチケットプレゼント!』の企画だ(詳細はここ)。「SNSに投稿し、当日、特設ブースでスマホを見せるだけでチケットをゲットできます。信じられないほどカンタン! やらなきゃソン!」と声を大にして主張する。
また、バックB席4000円の『ビール飲み放題チケット』を発売。ご購入はこちらまで。『サポルト×東京ヴェルディ』コラボグッズも見逃せない。

[今季の1試合平均入場者数] 5,576人( 12/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2015年 5,655人
2016年 5,402人
2017年 6,206人

林昇吾はクロスに磨きをかけ、新たな異名を取ることになるのか。
林昇吾はクロスに磨きをかけ、やがて新たな異名を取ることになるのか。

●ランド地獄耳●
▼少年時代に憧れた選手をリサーチしたところ、「(ジネディーヌ・)ジダンですね。小学生の頃はプレーを真似して、ルーレットをよくやってました」と林昇吾。意外な名前が出てきたことに言葉を失っていると、「じつはおれ、『えいあんじ三本の矢』と呼ばれていたことがありまして。自称じゃないですよ。ヴェルディのジュニアユースに入ったとき、初めて会った選手から『おっ、えいあんじ三本の矢の林じゃん』と言われて知ったんです」。言っちゃなんだが、林昇吾がジュニア年代で所属したえいあんじFCは、自身が認める小ぶりなチーム。そこの三本の矢とはこれいかに。「人からどう言われてるか、案外わからないものですよね」と林昇吾はニヒルな笑みをもらした。

【読者投稿コーナー】

★今回のお題「昇格争いのキープレーヤーは?」

「李栄直選手。あの熱さがたまらなくいい。何かやってくれると期待感が持てる」(東京都 松ぼっくり)

「うわーやられたーとあきらめかけても、そこに神福元。チームを救うスーパーセーブは最高です!」(神奈川県 しず)

「コウタしかいないでしょう。今季、一番伸びている選手。どんどん成長しているから、毎試合見るのが楽しみ」(大阪府 大豆)

「井上潮音選手の覚醒が最後のカギ」(茨城県 あさひ)

※読者投稿を募集中! 詳細はこちらまで。『ひと言コメント』コーナーのを設けます。次のお題も引き続き「昇格争いのキープレーヤーは?」。締切りは9月11日(火)いっぱい。

*****
スタンド・バイ・グリーン」のオススメ記事

【お知らせ】9月の更新予定(18.9.5)

【マッチレポート】J2-31[A] ツエーゲン金沢戦『ゴールに導いた瞬時の判断』(18.9.2)