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【森雅史の視点】2022年9月7日 天皇杯準々決勝 京都サンガF.C.vs東京ヴェルディ

天皇杯準々決勝 京都 2(1-0)1 東京V
19:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数 2,454人
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ゲームを支配したのは東京ヴェルディだったが、リアリスティックな試合をした京都サンガF.C.が準決勝に進出した。

立ち上がりから東京Vはボールを支配し、京都陣内に攻め込み続けた。惜しみなく動いて2人、3人と連動し、J1のチームを後手に回らせる。だが曹貴裁監督は「(自分たちの)全体の距離感がつかめていない中で、間を使われてボールを運ばれてくるというのは想定内でした」と、そんな展開を予想していた。ラインを低くして守るとカウンターを仕掛ける。そして2回だけ訪れたチャンスをしっかり決めるため、「攻撃になったとき最後にシュートで終われるメンバーが今日は多かった」というメンバー選考だったことを明らかにした。

東京Vで残念だったのは、何度もペナルティーエリアに進出しながら、フィニッシュの部分で迫力を欠いたこと。2005年1月1日、天皇杯決勝で磐田を破ったときはFWの飯尾一慶と平本一樹がともに1点を取ったのが思い出される。先発したFWの佐藤凌我、河村慶人らの成長が待たれる。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート