ヴィッセル神戸 試合後の選手コメント『最初に3点取られたことが90分を通して響いたと思う』(渡邉 千真)+森岡+石津 J1【浦和対神戸】
2015 11/23 07:15
2015年11月22日(日)13:34KICKOFF/埼玉スタジアム2002/52,133人
浦和 5-2 神戸
得点者:2' 武藤 雄樹(浦和)/9' 李 忠成(浦和)/13' 柏木 陽介(浦和)/26' 石津 大介(神戸)/65' 森岡 亮太(神戸)/77' 青木 拓矢(浦和)/84' 梅崎 司(浦和)/
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○渡邉 千真
「立ち上がりがすべてだったと思う。ボールの取られ方が悪かったり、相手の勢いに押されて、分かっていても、相手にはゴールまで行く力があったし、自分たちは同じミスを繰り返していた。力の差を感じた。最初に3点取られたことが90分を通して響いたと思う」
Q:選手交代をしてからは落ち着いたのでしょうか。
「結局は中でやっている僕たちが落ち着いて修正しないと意味がない。監督が選手を代えて修正しようとしてくれたけど、3失点した後に落ち着いた感じになったけど、その時点でも遅い。その前に中で修正できる力を付けないといけない。相手が前からどんどんプレッシャーをかけてくることを予想していた中で、そういう入り方をしてしまった自分たちが悪いし、相手が来たらシンプルに裏に蹴るという話をしていた中で、そういうボールを蹴ることもできなかった。立ち上がり、うまくいかないときもあるけど、そこで我慢をしなければいけない。そういう我慢ができなかったことが失点につながってしまったと思う」
Q:約1カ月後の天皇杯での再戦に向けて。
「同じ相手とやるので、今日の試合を無駄にしないようにしないといけない。今日出た課題やこの経験を次に生かさないと意味がない」
Q:相手のビルドアップに対して、前からどのようにハメていくイメージで試合に臨みましたか?
「相手は(CBの)メンバーが代わっていて、個人としては加賀さんのところに付いていくイメージでやっていた。でも最初に3失点をしたら、うまく相手もGKを使いながらボールを下げたり、前から行きたいけど、前は長い距離を走らされたり、頑張って追いかけてはいたけど、最初の3失点が気持ち的に影響したたのかなと」
Q:基本的に森岡選手が永田選手に付いていたように見えましたが?
「普通はオレが真ん中の二人を見るんだけど、監督からの指示で僕は阿部さんを見て、特に後半はその意識を強めた。右サイドに追いやって、(森岡)亮太が二人(永田と加賀)を見る感じだった。それがチームとしてのやり方であって、石津は槙野が上がってくるので付いていた」
Q:攻撃は失点したあとに盛り返したように見えました。
「攻撃に関してはオレと石津と亮太で何回か良い形を作れていたけど、失点が多いとなかなか自分たちのリズムが生まれにくい。2-3まで追い付いて、自分たちの流れになっていたけど、またミスから失点をした。また相手に流れを持っていかれた。ミスを突いてゴールまで持ってくることに相手との差を感じた。相手のほうが上で、相手もミスがあったけど、それで得点に結び付いた部分もあったけど、得点につながらなかった場面もある」
Q:今日の試合で約1カ月後の天皇杯に向けてつかんだものもあるのでは?
「相手のやり方は分かっているし、相手のクオリティーの高さも痛感した。個人個人で自分のマークでやられないことを意識してやらないと。トーナメントで一発勝負なのでチャレンジする気持ちで臨んで、粘り強く、コンパクトに戦わないと。今日の負けをしっかりと生かして、課題を修正して、準備をしていきたい」
○森岡 亮太
「立ち上がりにバタバタしてしまった。集中力の欠如だったと思う。カウンターを受けたときに、少し簡単に最後まで行かれ過ぎたと感じた。ゴール前で取られてではなく、相手の陣地で取られていたので、そこで問題があるというより、取られた後の切り替えの部分が甘いまま、ズルズル行って、最後も簡単に崩されたというパターンが多かったかなと思う。失点してしまったので、前がかりに行かなければいけないときに、1対1で簡単に入れ替わるシーンが増えると、相手に流れが行くというか、相手の形が出しやすい空気になってしまった。そこで強く行かないといけなかったし、自分たちが持ったときに、落ち着き切れなかった。相手のプレスを受けて、簡単に失うシーンが増えたと思う」
Q:1点差に詰め寄ったときは良い雰囲気だったと思うが。
「後半は点を決めるまでは、良い形でチャンスを作れていたと思う。危険なシーンも前半に比べると少なかった」
Q:1カ月後の天皇杯に向けて。
「準備期間はたくさんあるので、今日出た課題を見直して、繰り返さないようにしっかりと1カ月間準備をしたいと思う」
○石津 大介
「後半バテてしまった。疲れてからのプレーの質を上げていかないといけないと思う。代表で試合に出ている選手とマッチアップできて、楽しさはあったけど、チームの結果が付いてこなかったことが悔しくてたまらない。自分のストロングポイントである、間で受けることを監督にも言われていた。それが今日はハマったと思う。ただ、今日は試合の入りがすべて。最初の得点で相手にメンタル面で余裕を与えてしまい、そこで失点を重ねてしまった。ここ最近は粘り強い守備ができていたからこそ、今日は悔しい。相手のカウンターの質が直近の試合のチームに比べて非常に高かったとも思う。しっかりゴールに入れてくる」
Q:得点シーンについて。
「間で受けて、(渡邉)千真さんを使って、相手をいなすところまでは、ここ最近、千真さんと(森岡)亮太とやっていたぶん、うまくいけたと思う。ワンツーで受けたとき、意外と相手が突っ込んでこず、間合いがあったことと、ピッチが少しスリッピーだったので、打ってみようかなという感じだった。意外に冷静だったと思う。天皇杯は一発勝負なので、そこに向けて、1カ月間、良いコンディションを保っていけるように頑張りたいと思う」
Q:守備のタスクをこなしながら、攻撃の持ち味を出すことは難しかったと思いますが、攻守のバランスについて、ご自身としてはどう感じていますか?
「1年間、監督に効率良くプレーをすることはずっと言われ続けている。現代サッカーは守備もできないと試合に出られないし、攻撃だけだとスーパーな選手でなければ試合に出られない。今日は思ったよりも槙野選手が出てこなかったので、比較的攻撃にパワーを使えた」
Q:守備のときは基本的に槙野選手を見る役割だったと。
「左サイドからの攻撃が多いので、そこにボールを入れさせないポジションを取っていたら、結構右からの攻撃が多かったので、槙野選手がドリブルをしかけてくるシーンは少なかったし、良かったと思うけど、最初の失点が後々に響いた。相手の質の高さにやられてしまった」
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