石井 正忠監督(鹿島)会見『タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない』 J1【鹿島対浦和】
2015 09/27 06:40
2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者:3' 遠藤 康(鹿島)/6' 高木 俊幸(浦和)/72' 興梠 慎三(浦和)
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○石井 正忠監督
「本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができずに残念な気持ちでいっぱい。浦和さんに対して引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできたと思う。崩す形もたくさん見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは非常に残念に思う。改善しなくてはならないし、タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない。最後は1-2から同点に追い付き、ひっくり返したいと思っていたが、起用する選手の交代のタイミングが少し遅かったといまは反省している」
Q:メンタル面でもプレーの面でも素晴らしい試合だったと思います。先ほど選手交代のタイミングが遅かったというお話でしたが、私個人としてはダヴィ選手を残したほうが良いと感じたのですが、その点はいかがですか?
「逆に僕は早いタイミングで(鈴木)優磨を入れたほうが良かったと感じている。土居も優磨も交代出場した二人については、個人で打開できる選手だと思っている。優磨を早いタイミングで出してスペースで受ける動きをしてもう一度中に入っていくようなプレーをしてほしかったので、早いタイミングで出せれば良かったと思っている」
Q:鹿島が勝ってもおかしくない試合でしたし、金崎選手を筆頭に球際の勝負などでも鹿島が勝っていました。選手たちが積極的にプレーできるようになった点について、何が変化したポイントなのでしょうか?
「ポイントはいくつかあると思うが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は監督が代わったことによって、自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。トレーニングを一度見に来ていただければ分かると思うが、その積み重ねではないかと思う。そこがチームの最低レベルであり、ポジションに関係なく、球際のところはしっかり行こうと言っている。それが一番大きいんじゃないか。僕自身も引いて守るのはセレーゾのときにできていたので、自分たちからボールを奪うというサッカーの本質の部分に踏み込んでいくサッカーをしたいと思っているので、そういう意識も高まっていると思う」
Q:こういう意識の高いチームを作るために、これをやれと強要することが多いが、最後は自分たちがやりたい、選手たちで考えてやらないといけないという境地に達しないといけないと思いますが、そういうことを意識付けることができるのは、個人的には監督に必要なエッセンスだと感じています。その点はいかがですか?
「僕は選手に強要するのではなく、セレーゾ監督のときにはどこか自分の能力を出し惜しみする、100%出せていないと感じていたので、思う存分力を発揮できるように、トレーニングから出せるように、そういうことを狙って意識付けてきたことが良かったと思っている。練習から選手たちが判断して、個人個人の100%を出せるようにしていることがいまにつながっているんじゃないか」
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