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2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者：3' 遠藤 康（鹿島）/6' 高木 俊幸（浦和）/72' 興梠 慎三（浦和）
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○ペトロヴィッチ監督（浦和）
「ゲームの内容はあまり良い出来ではなかったが、最終的に勝利することができた。前半は特に後ろからの攻撃の組み立て、本来自分たちがやっているサッカーがほとんどできていなかった。（西川）周作までボールを戻しては、長いボールを蹴るということの繰り返しだった。前半の早い時間帯で失点した後、早い段階できれいな崩しから同点に追い付けたことは良かったと思う。ただ、前半に関しては、自分たちの攻撃の形をほとんど作れずに終わってしまった。後半は後ろからの攻撃の組み立てを3枚にして、比較的うまくいくことで、試合をわれわれのサイドに落ち着けることができた。その中で2-1とリードするわけだが、そこからは相手に押し込まれて守備的に戦わざるを得なかった。今日、褒めることができるとすれば、選手たちが最後の最後まで、よく体を張って戦ったこと。それ以外のところに関しては、内容的に不満の残るゲームだった。今日のゲームでは鹿島のほうが勝利に値するプレーをしていた中で、われわれが運良く勝利できたゲームだった。ただ、サッカーは非常に厳しいスポーツだ。われわれも過去の試合で例えば広島戦や名古屋戦など、相手を明らかに上回り、チャンスを多く作りながら負けてしまったゲームもあった。今日は相手に上回られながら勝利したゲーム。そうしたゲームがあるのもサッカーだ。私はそういう試合の後で、自分のチームが良ければ良い、悪ければ悪いと、監督として正直にハッキリとコメントする。今日、鹿島は負けたが、非常に素晴らしいプレーをしていた。私がメディアの方に主張したいのは、勝利に値するプレーをできていたのは鹿島だったということ。負けたにせよ、鹿島の戦いは称賛されるべきだと思う。レッズの選手たちが、最後の最後まで体を張って戦ったことは褒められるべきだが、内容に関しては今日のわれわれは相手に劣っていたと思う」
Q:浦和が鹿島に劣っていた点とは？
「攻撃の崩しやアグレッシブな部分、ちょっとしたところの反応の速さなどで、彼らはわれわれのチームを上回っていたと思う。いろいろな要素が今日は彼らのほうが良かったと見ている」
Q:今日は五分五分のボールをほとんど鹿島に奪われていたと思いますが？
「立ち上がりから選手たちを見ていて、今日の選手たちには若干キレがなかったという印象を受けた。相手のほうが半歩、反応が速かったと思う。相手のほうがキレがある中で、球際での五分五分の状況でぶつかり合えば、キレのある選手のほうがボールを奪うというのは、サッカーの中ではよく起こり得ること。もう一つは、相手の圧力を受ける中で、ボールを受けたがらないような印象のある選手が見受けられた。ボールを失うのが怖いという心理状態の中で、本来動くべきところでサポートできていない、そういう状況も多く見られたように感じている。監督として私が選手に対して一番良い印象を持たないのは、怖がってボールを受けたがらないということ。それは非常に残念だった。次の鳥栖戦に向けて、来週はしっかりとトレーニングしていかなければいけないと思う」
「（記者会見が締められたあとにペロトヴィッチ監督がメディアに呼びかける形でコメント）勝ったあとに自分たちのチームが良くなかったとコメントしても良いものでしょうか？ あまりしないほうがよろしいでしょうか？ 試合に勝つと日本の場合は、すべてがうまくいった。勝利に値するとコメントしがちだが、私自身はそういうスタンスでチームを見ようと思っているし、だからこそ日本の周りの方々も、書く側メディアの方々も、そうしたほうが良いと思っている」
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