田坂 和昭監督(清水)会見『もう一度やり直さなければいけないと思う』 J1【清水対浦和】
2015 09/20 04:45
2015年9月19日(土)19:04KICKOFF/エコパスタジアム/19,232人
清水 1-4 浦和
得点者:28' 森脇 良太(浦和)/38' 鄭 大世(清水)/55' 興梠 慎三(浦和)/66' 武藤 雄樹(浦和)/90+1' 柏木 陽介(浦和)
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○田坂 和昭監督
「クラマーさんがご逝去されたということで、謹んでお悔やみ申し上げたい。私もクラマーさんに高校時代教えてもらったので残念な思いでいる。私もクラマーさんと一緒で、指導者の道に進んでいるので何とかクラマーさんに追い付けるように頑張りたいと思う。今日の試合に関しては、自分がエスパルスの監督に就任して一番バランスが悪かったという感じがしている。映像を見てもう一回再確認するが、前回の試合からどうしても得点を取りにいかなければいけないということで、今日は攻撃的に臨んで何とか逃げ切るというプランだった。守備の組織が不安定で、前半は1失点にこそしのいだが、今までの試合に比べれば守備の組織が非常に不安定だった。もちろん浦和が少しやり方を変えてきたということもあるが、それほど大きく問題視することなく守ってカウンターという形ができれば良かったが、なかなかできなかった。後半に少し修正して、後半の立ち上がりこそ何度か決定的なチャンスはあったが、ズルズル時間とともにカウンターを食らう時間が多くてやられてしまった。3失点目や4失点目はどうしても攻撃に出ているのでやられている。もう一度やり直さなければいけないと思う。選手を選ぶとかやり方を考えるというのは私の仕事で責任を負うのだけれども、この場に及んでどうしてもまだ自分のことしか考えられない人がいるので、そういうところも含めて次の広島戦に向けてはチームとして戦えるように準備をしたいと思う」
Q:攻撃に関して、狙いどおりにできたこととできなかったことは?
「カウンターの部分では何回かできたが、全体的には思ったほど良くなかった。個々の距離感が遠く、思ったほど良くなかった。やはり距離感が良いときは崩す形やフィニッシュまで行けているが、それが単発で終わっていたので、そこまで良かったという感触はなかった」
Q:浦和がシステムを変えたような形で、裏を突かれた感じはあったか?
「浦和はいつも3バックでやっているけど、ビルドアップするときはボランチが1枚降りて4枚となり、柏木がアンカーで1枚を作るというのは選手にも映像を使って話をしていた。前回のナビスコカップ第2戦・新潟戦で槙野が代表でいないときに、あのような形で新潟戦に臨んでいることも選手には話をした。だが、それに対してどうしても焦ってしまってアプローチに行けない、スライドが遅いというところが前半押し込まれた原因だと思う。それを選手が分かっていないということはこちらの責任なので、もっと根気強く、もっと細かく教えないといけない。ハーフタイムに修正して後半の立ち上がりこそうまくハメて形は作っていた。しかし、だんだんプレッシャーに行けなくなったり、やられたシーンは一発でミスマッチのところを突かれてしまったので、そういうところも次の広島戦までには修正したいと思う」
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