川崎フロンターレ 試合後の選手コメント『自分たちで持っているものの一端は見せられたと思う』(中村 憲剛)+大島+谷口 J1【浦和対川崎】
2015 11/08 06:59
2015年11月7日(土)14:03KICKOFF/埼玉スタジアム2002/46,597人
浦和 1-1 川崎
得点者:28' 興梠 慎三(浦和)/44' 森谷 賢太郎(川崎)
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○中村憲剛
「守備のポジションだけをしっかり取ってあとは自由に張るのではなく、自由に動いて点に絡むような仕事を言われていた。決めるべきところを決めていれば勝てた試合。向こうにもあったけど、後半に関しては完全な決定機はウチのほうが多かった。あのような場面を決めないと上に行けない。自分たちで持っているものの一端は見せられたと思う。今日は若い選手が多かったし、たくさんお客さんが入っている中で勝つことで(若い選手たちの)自信につながる試合だった。これを勝ち点3に昇華できればもっともっと上に行けるチーム。(失点場面について)あれも非常にイージーでキックをヘッドでそらして1点を取られた。それもサッカー。自分たちが点を取ったゴールに関しては良かったと思う。やろうとしていることを出せたと思う。ただ自分たちの時間帯を長くしないといけないし、相手がボールを取りに来ている中でカウンターをしかけることもできていた。でももっと相手陣内に押し込んでいくサッカーをもっとできればより良かったと思う」
Q:後半は相手の圧力をかわせていたけど、前半は持たれて押し込まれていました。
「前半に関しては僕を含めた前の選手が高く取りに行き過ぎた。ハーフタイムに後ろの選手と話す中で前から行かずにコンパクトさを保ってほしいという話だったので、那須選手と(阿部)勇樹のところは持たせて(柏木)陽介のところに行こうと。前半は中途半端だった。守備がコンパクトではなかったので、奪っても選手同士の距離が開いていた。縮めたぶん、相手が来てもトントンとパスを回せていた。前半と後半で流れが変わった理由はそういったところにあると思う。どうしても先に取られると前から行かないといけなくなる。得点の場面も僕が引いて、大島が前に出てパスを出す形を作れていた。あの3人(中村、大島、森谷)が中央をやるメリットはそこにあると思う」
○大島僚太
「失点するまではどういうマークをしようかなという部分が定まらなかった。あっさり失点をしてしまったことはもったいなかった。ただそこで崩れることなく立て直せていたし、ケンタロウ(森谷)くんもすごいゴールを決めてくれたので、それで自分たちのリズムを取り戻せたと思う」
Q:森谷選手のゴールにつながったパスについて。
「パスを出すことを決めていたことと、今週2週間試合間隔が空く中で練習していた。ケンタロウくんが背負っていたのは槙野選手だったけど、出しちゃえと思って出したらうまく反転して決めてくれた。ケンタロウくんに感謝したい」
Q:後半は川崎Fペースでした。
「ハーフタイムにどうハメようか話せた。後半はケンゴさん(中村)にだいぶ負担をかけたけど、走ってもらった。危ないシーンはあったけど、それほど怖くなく、決定機の数で言えばウチが勝っていたと思う。勝たないともったいなかったという印象が残っている」
○谷口彰悟
「前半は確かに押し込まれている感覚はあったけど、最後の場面は体を張れていた。そんなに慌ててはいなかった。(失点場面について)あれは一瞬迷って、その一瞬の迷いが失点につながった。それをまた痛感したし、やってはいけないミスだった」
Q:でも森谷選手が取り返してくれました。
「あれは素晴らしいゴールだった。本当に救ってくれた。欲を言えば勝ち越したかったけど、そのあと後ろは比較的落ち着いて守れたのでそれは良かった。後半はあまり高い位置からは行かないようにしていたし、あまり間延びせずにコンパクトにすることを意識していた。ただ勝ち点3を取れた試合だったという思いのほうが強い」
Q:中村選手のゼロトップのような形でした。
「今週と先週のトレーニングでやっていた。そこまで違和感なくやれたと思うし、中途半端な位置で(後半頭から途中出場をした)タサさん(田坂)もポジションを取れた。カウンターをしかけやすかったと思う」
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