ペトロヴィッチ監督(浦和)会見『攻撃的なチームの素晴らしい試合が見られたゲームだった』 J1【浦和対川崎】
2015 11/08 06:38
2015年11月7日(土)14:03KICKOFF/埼玉スタジアム2002/46,597人
浦和 1-1 川崎
得点者:28' 興梠 慎三(浦和)/44' 森谷 賢太郎(川崎)
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○ペトロヴィッチ監督
「レッズと川崎という、攻撃的なチームの素晴らしい試合が見られたゲームだった。前半はわれわれがより主導権を握り、相手を押し込みながらチャンスを作れていたと思う。その中で1-0でリードし、さらに得点するチャンスも作れていたが、それを決め切れない中で、前半終了間際に同点に追い付かれてしまった。後半に入って、相手が盛り返してくる中で、試合の経過とともに、若干、運動量に問題が出てくる選手が出てきてしまった。私が計算していなかった選手の交代を余儀なくされる中で、相手にボールを持たれる、あるいは押し込まれる時間帯が出てきてしまった。運動量が継続しているうちは、ボールを失った後の切り替えや、ボールを持ったときのオフの動きで、自分たちが主導権を握る、あるいは相手を押し込むことができるのだが、それがなかなかできなくなる時間が増える中で、相手に押し込まれる、あるいは速攻を食らう時間が増えてしまった。最後は那須も筋肉系に問題が出てしまい、一人少ないような形の中で攻撃をしなければいけない状況になってしまった。ただ、最後は相手にも、われわれにもチャンスがあった。引き分けという結果に終わったが、今日のゲームに関しては、われわれは強い川崎Fと対戦したわけだから、引き分けというのも決して悪い結果ではないと思う」
Q:FC東京戦も後半途中から運動量が落ちて厳しい試合になったが、原因をどのように考え、コントロールしていこうとしているのですか?
「一番良いのは、例えば3-0でリードして試合を決めてしまい、後半にそれほど運動量を上げなくても良い状況を作るのが理想的だ。もちろん、そんなふうに毎回うまくいくわけではないが。シーズンも終わりが近くなる中で、疲労の蓄積はもちろんある。非常に多くの、いろいろな要素が絡み合って、そういったものがあるが、例えば那須選手は筋肉系に問題があって、回復して、今日のゲームを迎えている。その代わり、那須選手の控えとしていた永田選手は、筋肉系の問題で今日は出場できなかった。関根選手もひざに問題があって、トレーニングを休んでいる。少しずつだけでも、それぞれの選手が細かい問題を抱えながら、シーズン終盤を戦っている中で、試合の終盤で運動量が落ちてきてしまうのは、致し方ない部分ももちろんある。もう一つ言えるのは、今日のゲームで言えば、レッズは何かを懸けた戦いをしていて、川崎は消化試合。日本では、相手チームがノンプレッシャーで戦うと、素晴らしいプレーをする、そういうことは、よくあると思う。何かを懸けて戦う中での緊張感とそうでないものと、そういう部分ももちろん、あると思う。例えば、われわれが前半、試合を決定付けるような得点をして、リードをしていれば、後半に相手に押し込まれながらも、少し余裕を持った形で試合を運べるということもあると思う。いろいろな要素が絡まって、そういうことが起こるわけだが、そのあたりに関しては、今後選手たちと、ゲームの展開や進め方を話していきたいと思う。あるいは、交代で入った選手がどういう働きをするかも、しっかりと分析をして、次の試合に進んでいきたい」
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