柳下 正明監督(新潟)会見『次のラウンドに進むことが目標だったので、その点では良かった』 ナビスコカップ【浦和対新潟】
2015 09/07 07:08
2015年9月6日(日)19:05KICKOFF/埼玉スタジアム2002/16,781人
浦和 3-0 新潟
得点者:55' 阿部 勇樹(浦和)/58' 李 忠成(浦和)/70' 阿部 勇樹(浦和)
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○柳下 正明監督
「今までと同じようなゲーム。ビッグチャンスを外すとこういうゲームになる。前半のチャンスを入れれば終わりだったのに、きっちり決めないとリーグ戦も苦しむことになる。ただ第1戦は5-0だったから選手たちも落ち着きを持ってプレーできたと思うし、0-1、0-2になってもそんなにバタバタせずにやれたんじゃないか。次のラウンドに進むことが目標だったので、その点では良かった。このあと天皇杯、リーグ戦と試合が続くのでしっかりと準備したいと思う」
Q:試合前には立ち上がりの15分が重要というお話をされていましたが、そのあたりをどう評価しますか?
「良かったと思う。相手が出てくることは分かっているし、何度かピンチはあるだろうけど、チャンスも作れるだろうと。レッズはほかのチームとやるともっとビッグチャンスを作るが、ウチとやると(ビッグチャンスは)少ない。そしてゴールを入れるか入れないかの試合になって、ゴールを入れると(5-0で勝った)ホームのような形にもなり得る。0-3でも2戦合計では5-3だから失点をしてもバタバタするなと話していた。もちろん課題はある。それは選手たちにも伝えたし、次のラウンドに進めたことはOKだと。ただまだまだ修正しないといけないことがある。役割をこなせていない選手がいるから、こういう結果になってしまう」
Q:後半途中に大野選手を入れて3バックにしたのは当初の想定どおりでしょうか?
「(大野と交代した)小林はもっと長い時間やらせたかったけど、警告を受けていたし、小林の1対1(の守備)はしんどいだろうと交代させた。[5-4-1]で戦うことは考えていた」
Q:先ほど浦和はチャンスを作れなかったという話が出ましたが、それは実感できることでした。レオ・シルバの存在が大きいのかなと思います。その点はいかがですか?
「レオ・シルバがいるのといないのとでは違う。個の力もフィジカルもメンタルもクオリティーの高い選手。ボールを奪うための自分の形を持っている選手でもある。自分のマークを捨てて、ボールを奪いに行く戦術眼も持っている。中盤のリベロ的な役割のできる選手だし、教えてできるものではないと思う。新潟の選手は1対1が弱かったが、最近は強くなっている。ゲーム形式のトレーニングで1対1の場面が多くあるので鍛えられていると思う。ジュニアユースやユースで1対1の場面が多かったら、フィジカルも技術も身につくと思う。責任感も身につくし、個人としても成長すると思う」
Q:浦和がやり方を変えてきましたが、対応はいかがでしたか?
「(ボランチの)青木が外に開いて、森脇が高い位置を取る形ですか? その形はまたやってきているなと思ったし、これまでの試合でも経験をしている。それに対して(加藤)大をどう対応させるか。ゲームの中でいくつか試したけど、動かされてからでは遅いので、相手に出て来させてレオ・シルバがそこに対応したほうがいいだろうと考えた。浦和は嫌らしいところにパスを入れてくるのでリカバーは難しかったと思う。ただ前半の対応は良かったと思う」
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