ペトロヴィッチ監督(浦和)会見『お互いがしっかりと攻め合って、素晴らしいゲームをした』 J1【新潟対浦和】
2015 08/13 08:10
2015年8月12日(水)19:03KICKOFF/デンカビッグスワンスタジアム/27,447人
新潟 1-2 浦和
得点者:12' 山崎 亮平(新潟)/26' ズラタン(浦和)/76' 梅崎 司(浦和)
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○ペトロヴィッチ監督
「両チームにとって、非常に素晴らしいゲームだったと思っている。前半は新潟のほうが良いゲームができていたと思うし、後半は浦和のほうが良いゲームをできたと思う。今日のゲームに勝利できたということもあるが、お互いがしっかりと攻め合って、素晴らしいゲームをしたということを、私はうれしく思っている。今日はわれわれが勝ったが、新潟が勝利していてもおかしくないゲームだったと思う。今日は両チームがチャンスを決めていれば、5-5、6-6、7-7というスコアになるくらい、点が入っていてもおかしくないゲームだった。今朝(日本時間)、バルセロナとセビージャの試合があり、5-4でバルセロナが勝ったが、非常に素晴らしいゲームだったと、現地メディアでは評価されている。日本でもそういう多くのゴールが入るような、お互いが攻め合うゲームは、もっと評価されてもいいと思う。日本では比較的、5-5というような多くの得点が生まれるゲームになると、なぜ5失点をしたのかにスポットが当たることが多い。ただ、私は多くのゴールが生まれるゲームがサッカーの醍醐味だと思う。そうしたサッカーの評価が、もっと日本でもあればいいと思っている。今日のゲームは、3万人近いサポーターのみなさんがスタジアムに詰めかけたのではないかと思う。見ごたえのある、素晴らしいゲームだったと思ってもらえていると思う。私からみなさんにお願いがある。特に新潟のメディアの方々には、新潟のチーム、そして新潟の監督さんを評価してほしい。新潟は今シーズン、素晴らしいゲームをしている。ただ、サッカーは良いゲームをしても勝てない時期がある。われわれにも、ここ最近はそういうゲームが多くあった。ただ、彼らがやっているサッカーは素晴らしいと思っているし、だからこそ、負けはしたけれども評価するという見方を持ってほしい。私は日本のサッカーの価値観がもっと変わっていってほしいという思いがあるからこそ、こういうコメントをしている。例えば、10人が自陣にしっかりと引いた、非常に守備的な戦いをして、たった1回のチャンスを決めて勝つと、非常に素晴らしいゲームだったと評価されることが多い。そういうサッカーを否定するわけではないが、サッカーではお互いが攻め合うようなゲームが面白いと、私は思っている。そういうサッカーの見方が、もっとあってもいい。日本のサッカーメディアの方々は、日本のサッカー界において、非常に重要なファクター。みなさんが書く記事を見て、サポーターのサッカーの見方が養われていく。だからこそ、新潟のような戦いをしているチームは、たとえ結果が伴わなくても評価すべきだと思う。両チームとも素晴らしい試合をできたゲームだった。もし勝利が両チームに与えられるならば、今日は両チームが3ポイントを取ったゲームだったと私は思いたし、できれば新潟にも3ポイントをあげたいくらいだ」
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