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今回はFC東京を中心としたWEBマガジン「トーキョーワッショイ！プレミアム」からFC東京U-23に関する記事になります。
【無料記事／J3第28節第1報】レポート◆3バックへの変更と"久保建英効果"で同点を狙うも追撃及ばず1-2の惜敗（2016/11/05）（トーキョーワッショイ！プレミアム）
2016年11月05日更新
11月5日、FC東京U-23は駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場にAC長野パルセイロを迎えてJ3第28節に臨み、1-2で敗れた。これで今シーズンの通算成績は7勝12敗9分け。勝点は30のまま、12位で足踏みとなった。
またこの試合では平川怜が初先発、その平川が前節に更新したJ3最年少出場記録を後半開始から途中出場の久保建英が抜き、最新のJ3最年少出場記録保持者となった。
Jユースカップを戦うFC東京U-18に主力を割きつつも、U-23の先発に岡崎慎、坂口祥尉、小山拓哉、鈴木喜丈、平川怜、サブスティテュートに高瀬和楠、品田愛斗、久保建英といった18歳以下の選手を投入。そして23歳以下の柳貴博、小川諒也、野澤英之、ユ インス、特別指定選手の大学生である小山拓哉、オーバーエイジの圍謙太朗、林容平という陣容で駒沢に臨んだ。
なお久保が更新したJ3最年少出場記録は15歳5カ月1日。
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5月29日の第11節、アウエーでの対戦で勝っている長野が相手だったが、彼らを、初先発の平川を右サイドハーフに置く4バックの東京はなかなか攻略できなかった。中村忠監督いわく「前半、相手のプレスが非常に速く、3バックはヘディングが強く、なかなかウチがボールを握ることができず前を向けず、いいところがあまりなく、相手の武器であるセットプレーにやられて2点を失ってしまった」。
まさにそのとおりの展開。東京は前半17分に左コーナーキック、同32分に左ロングスローから失点に、0-2ビハインドのスコアでファーストハーフの45分間を終えた。
ベンチメンバーで唯一の攻撃的な選手である久保建英をセカンドハーフのキックオフから林、インスと組む前線に投入し、平川をボランチに、野澤を最終ラインに移し、両サイドバックを高く上げてウイングバックとする3バックシステムで攻勢に出たが、後半25分に左からの小川のクロスをヘディングで叩き込む林の二試合連続ゴールで1点差に追い上げるにとどまり、東京は1-2で敗れた。
久保がピッチに入ると同時にスタンドに身震いするような大歓声が沸き起こった。局所での技術が正確な久保は相手の脅威となり、試合の趨勢を東京有利に運ぶ一因となっていたが、引き分けにする、あるいは試合をひっくり返すところまではいかなかった。
プラスの効果を相手のモチベーションや強さが相殺したのかもしれない。
原博実監督時代のFC東京でボランチとして活躍した長野の三浦文丈監督は、久保の登場に対して「こういう状況になると、ずっとメディアで報じられてわかっていたので『もし活躍されてゴールされたら一日中映像を流されるよ』と言いました。それをいいモチベーションに変えてやってくれたと思っています。選手はやりにくかったかもしれないですね。おれはあまり気にしなかったです、はい」とコメント。負けたくないという相手の張り詰めた気持ちを崩すにはいたらなかった。
J2昇格争いでは後退した感のある長野だが、実力は前節に対戦したSC相模原よりも上。後半45分間で追いつけなかったのは、やはり実力差のせいだったのかもしれない。
野澤英之は「前半、セットプレーで2失点はほんとうにもったいなかった。そこを1に抑えられていたら、あの（東京の）1点でもっと勢いづいて逆転できていたかもしれないですし、失点するにしても、1点で抑えなければいけないなと感じました」と反省。この悔しさを成長の糧としたい。
「トーキョーワッショイ！プレミアム」ではこのほかにも下記の記事などを掲載中です。
【有料記事／J3第28節第3報】台風一過。久保建英デビューの嵐が過ぎたあと（2016/11/06）
http://www.targma.jp/wasshoi/2016/11/06/post8714/
【有料記事／J3第28節第2報】平川怜、初の先発フル出場。前半の苦しさから得たものは？（2016/11/05）
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