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有料WEBマガジン『タグマ！』編集部の許可の元、タグマ！に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は名古屋グランパスを中心としたWEBマガジン「赤鯱新報」から野村政孝選手に関する記事になります。
【赤鯱短信】野村政孝、実は●●●オタクだった!!（1906文字）（赤鯱新報）
2015年07月21日更新
（C）赤鯱新報
私事で恐縮だが、最近、スマホの「ファイナルファンタジー」にハマっている。子どもの頃、ゲームをやる仲間内には「ドラクエ」派と「FF」派があったものだが、筆者は断然後者の側。「3」に始まり「4」「5」とやって「6」にはなぜか食指が動かず、FFへの熱が冷めつつあった時に友達の薦めで「7」をやって再燃した。以降はゲーム熱がやや下がり、たまに携帯ゲームのFFなどで昔を懐かしむぐらいに留まっていたわけだが、そんな最中にFFシリーズを総ざらいするようなタイトルが出現し、ハマってしまったというわけだ。
さて本題。このワクワクした気持ちを誰かと共有したいと思い、やはりここはアキバ系Jリーガーだと高木義成に話を振ったところ、「オレ、ドラクエ派だから」とすげない返事。ただ「FFはね、野村が『今度出る新作がすごいんですよ』って騒いでたよ」と教えてくれた。ならばと後日、友達の輪をつないで野村に直撃してみると......。
「ファイナルファンタジー、好きですよ！僕はファイナルファンタジー派ですね。今度出る新作がすごいらしんですよ、もう楽しみで楽しみで！」
こちらがビックリするぐらいの食いつきように嬉しくなって、続けて件のスマホゲームのことも聞いてみた。
「あー、僕もやってましたよ。途中で止めたんですけど、面白いですよね。僕は『7』から始めて『8』『9』『10』『11』『13』とプレイしました。『10』のエンディングなんて泣けましたねえ......。知ってます？いまスマホで『13』もできるんですよ。プレステと同じクオリティで！でも常時ネットにつなぎっぱなしなので、なかなかキツイんですよね(笑)。僕もその他のタイトルは携帯でやったりもしましたし、ファイナルファンタジーはとにかく好きですねえ!!」
あの、野村くん、もしかして......。
「そう、僕、ゲームオタクなんですよ(笑)。昔からゲームは大好きで、プレステもDSもVitaも何度も買っているぐらいで。え？何で何度も買うかって？それが僕、クリアした後に『ま、もうやらないかな』と思って売ったり親戚の子にあげたりしちゃうんですよね(苦笑)。それでまたやりたいゲームが出てくると、ハードごと買ってしまうんです。サッカーゲームもしますが、僕は『ウイイレ』ではなく『FIFA』派です。今は『リズム天国』をやっていますし、ジャンルは何でもやりますね。RPGにハマったのは『サガフロンティア』。いとこの兄ちゃんがやっているのを見て、ハマりました。すげえ！って。それにしてもFFの新作が楽しみですね。『ファミ通』読んで、公式サイトもチェックして、情報は常にチェックしています！」
チーム一の身体能力を誇る長身GKが、まさかのゲームオタクだったとは...。イメージチェンジにもほどがある...と思っていたら、次の瞬間、さらなる衝撃の事実が！
「それと僕、アニメも好きですね。今は『まどマギ』観てます。途中で止まっちゃっているんですけど、最後まで観た方がいいですかね？」
何と!! これにはオタクではないが一家言持つ筆者も黙ってはいられなかった。『まどマギ』は観た方がいいです。絶対に。
「そうなんですか...。僕もシャフト(※アニメ制作会社)の作品は好きなので見始めたんですが、じゃあ見てみることにします。『物語』シリーズは全部見ていますし、『コードギアス』とかも好きでしたねえ。京アニ(※京都アニメーション、制作会社)好きなんですか？『境界の彼方』は見ましたよ。エンディング曲が良かったです。けっこう僕、家に引きこもってアニメやゲーム、動画サイトって感じなんですよね。最近、何見てます？」
ここから話が弾むこと実に30分。「好きな声優は花澤香菜さんですね。あの人が演じると、脇役であっても主役級に目立っちゃうんですよ。存在感がスゴイんです」と好きな声優まで教えてくれた。気づけば話を聞こうと思っていた選手はほとんど帰ってしまい、降りしきる雨の中で自分のズボンと野村の車の運転席付近はビショビショに......。(16日の選手コメントが少なかったのはそのためでした。申し訳ありません)
最後にアニメといえばの東京ヴェルディ・井林章のことを伝えると、「何ですかそれ！オレも無失点に抑えたら1体とかやってくれませんかね？」とここでもひと盛り上がり。この男、ガチのオタクです。
ともあれ将来性豊かなGKから、晴れてゲーム＆アニメオタクへのジョブチェンジを果たした野村政孝。高木義成の跡を継ぐ逸材がこんなところにいたとは驚きだ。今度は取材に支障がない時を見計らって、またオタク話に花を咲かせたいと思う。
reported by 今井雄一朗
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