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今回はアビスパ福岡を中心としたWEBマガジン「football fukuoka」から邦本宜裕選手に関する記事になります。
邦本宜裕 初めてのU-18日本代表候補（football fukuoka）
2015年03月12日更新
次代を担うアビスパの若い選手たちの活躍が目立つ。3日には、AFC U-23選手権2016予選に出場するU-22日本代表メンバーに、亀川諒史、中村航輔の両選手が選出されたのをはじめ、10日はＵ－18所属の冨安 健洋（とみやす たけひろ）、崎村 祐丞（さきむら ゆうすけ）の２人も、サニックス杯国際ユースサッカー大会2015に出場するＵ－17日本代表に選ばれた。そして同日、邦本宜裕が、FIFAU-20ワールドカップ2017への出場を目指すＵ－18日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーに選出された。
邦本がユース年代の代表合宿に参加するのは初めてのこと。「想像はしていなかったのびっくりした。いまは嬉しい気持ちが一番。アビスパに入ったから代表関係者が見てくれたと思うので、アビスパに感謝して、呼んでくれた人にも感謝して、自分をアピールできればいいと思っている。アビスパを背負って頑張っていきたい」とは本人のコメント。井原正巳監督も「あの年代に関して言えば非凡なものは持っている。代表のカテゴリーに呼ばれて行くことで彼のモチベーションも上がるし、また伸びてくれるのではないかと思うので期待している。東京オリンピックの世代でもあるし、それは十分に狙う力はあると思うので、常に意識していってほしい」と話した。
昨年の９月に浦和レッズユースを退団した後は、サッカーから離れていた時期もあり、アビスパに加入した当時はコンディションの面で不十分な部分もあったが、練習を重ねる中で徐々に本来の切れ味を取り戻しつつある。技術の高さは折り紙付き。「10年選手のようなふてぶてしさがある」と井原監督が話すように、視野も広く、堂々と落ち着いてプレーする姿は17歳の若者とは思えない逞しさがある。プロデビューを果たすには、プロのスピードと当たりの強さに慣れる必要があるが、本人は「感覚が分かれば、しっかりとやれると思う」とも話す。トレーニングキャンプで刺激を受けることで、更にその力を伸ばしてくれることを期待したい。
【邦本宜裕選手一問一答】
Q:Ｕ－18日本代表に選ばれた感想を聞かせてください。
「代表に選ばれたのは初めてなので、嬉しいという気持ちが一番にあります。アビスパに入って代表に選ばれたので、アビスパを背負って頑張っていきたいです」
Q:代表チームには、どんなイメージを持っていますか？
「みんな全国から選ばれた選手たちなので、息が合えば楽しいチームになると思うので楽しみにしています。自分はＦＷなので自分のゴールで予選を通過できるようになればいいなと思っています」
Q:代表に選ばれることは想像できましたか？
「想像は出来ていなかったので、びっくりしたのが一番強かったです」
Q:コツコツやっているところを観てくれた人がいたということです。
「アビスパに入ったから代表の人が見てくれたと思うので、アビスパに感謝して、呼んでくれた人にも感謝して、自分をアピールできればいいと思っています」
Q:アビスパは若い世代の選手たちが多く代表に選ばれています。その一員として意識することはありますか？
「代表チームに呼ばれるということは、その分、経験することが多いと思うので、それを、みんなでチームに活かせればと思っています」
Q:選ばれたからには試合にもでなければいけません。
「代表のメンバーは仲間でもありますし、競争をする相手でもありますし、ずっとU-18の代表に選ばれ続けるためには自分をアピールしなければいけないので、どんどん、自分のいいところを出して行きたいと思います」
Q:コンディションは、もう戻っていますか？
「春先は、サッカーから離れていたことに対するツケがあったんですけれども、少しずつ、自分のコンディションも良くなってきています。まずはチームで活躍することが一番ですから、怪我をせず、少しでも早く試合に出られるように頑張っていきたいと思います」
Q:さて、チームの方はいかがでしょう
「開幕は負けたんですけれども、練習では『また今日からやるぞ』という気持ちがあったし、負けたことによって得るものもあるので、またみんなでしっかりとトレーニングを積んで、次は勝てるようにしたいと思います」
Q:最後に、ファン、サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
「代表には24日から行きますが、まずはチームで試合に出て活躍することを一番の目的にして、その結果として代表に残って、将来はオリンピックに出られるように頑張っていきたいと思います」
【中倉一志＝取材・文・写真】
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