【川端編集長のニュース一言解説】U-19日本代表、世界切符懸けた大一番。日朝戦の最注目は初先発、オナイウ阿道
2014 10/17 09:40
<写真>準々決勝に向けて練習するU-19日本代表(c)川端暁彦
本日、U-19アジア選手権の準々決勝、対北朝鮮戦が行われます。
最後の砦U19、勝てば天国負ければ地獄(日刊スポーツ)
【ネピドー(ミャンマー)16日=高橋悟史】若き日本代表が、日本サッカー底上げのために勝つ。U-19(19歳以下)日本代表が、U-19アジア選手権の準々決勝北朝鮮戦に挑む。勝てば4大会8年ぶりのU-20W杯進出が決まる。日本の世代別代表は今年、U-16W杯への出場を逃し、U-21世代もアジア大会ベスト8で姿を消した。世代別代表の最後のとりでとなるU-19が世界への扉をこじ開ける。
かわばた編集長の一言解説
勝てばU-20W杯出場権が手に入り、負ければそこでチーム解散。まさに天国と地獄に分かれるゲームですね。初戦で中国に負けてから、這い上がってきたチームですので、勢いはあります。
フィジカルコンディション的には中1日の3連戦を経ていますので、中3日で回復し切れてはいないと思います。ただ、北朝鮮も中2日でこの試合に臨んできますので、コンディションという部分で日本が不利ということはないでしょう。
問題はメンタルな部分。やはり緊張するなと言うほうが無理なシチュエーションです。前日練習を見ていても、韓国に勝って気が抜けたという部分は感じられないのですが、この試合へ入れ込んで、少し気負っている空気感は伝わってきました。立ち上がりにドタバタしてしまうのは仕方ないのかなと思うので、そこをうまく乗り切ってほしいですね。
北朝鮮は守ってカウンターという分かりやすく、徹底されたサッカーをしてきます。「すごく激しい守備をする印象」と語っていたのは、FWオナイウ阿道(千葉)。今大会で2試合に途中出場だった“エア・マスター”が、この大事な一戦で先発濃厚です。相手を背負って、競り合って、戦うことが求められるポジション。ジェフの高卒ルーキーが重責を担います。