【川端編集長のニュース一言解説】マンチェスター・ユナイテッドの監督にファンハール氏が就任→『香川の起用法』について解説
2014 05/20 22:48
マンチェスター・ユナイテッドの監督にファンハール氏の就任が発表となりました。
マンU、ファンハール氏と3年契約 新監督に(日本経済新聞)
マンチェスター・ユナイテッドは19日、オランダ代表のファンハール監督と3年契約を結んだと発表した。成績不振で事実上解任となったモイズ前監督を引き継ぎ、シーズン終了まで選手兼任で暫定監督として指揮したギグスがアシスタントマネジャーに就任する。
そのマンチェスター・ユナイテッドには、日本代表のエース、香川真司選手が所属しています。
今回のファンハール氏の監督就任は香川選手にとってプラスとなるのでしょうか?
かわばた編集長の一言解説
ファンハールさんは典型的なアヤックス、オランダのスタイルを貫く方なので、マンチェスター・ユナイテッドでも、ウイングを置いた3トップのオランダらしいサッカーでしょう。
香川真司は日本代表でもやっているようにサイドでもプレーできる選手ではありますが、オランダ型のウイングにマッチするタイプとは言い難い。となると、ポジションは中盤のインサイド、アンカーの前に位置する2枚のMFのどちらかということになりそうです。役割的には“前目のボランチ”と言うべき仕事で、今季もボランチはやっていた経験は生きるとは思います。
ボランチ自体は、香川もユース時代からずっとやってきていたポジションですが、パスで魅せるタイプではなく、中盤の低い位置からでも仕掛ける“突撃型ボランチ”でした。ゲームメーカーとしての役割を求められると、彼の個性は出にくい。来たるW杯でインパクトを出せるかは、香川が「移籍」という選択肢を持つためにも重要になってきそうです。