サッカー・スポーツ業界を目指す人必見!「最もアピールしたいのは『キャリアデザイン支援』という価値(中村業務執行理事)」~SHC発足会見より~<3>
2016 11/30 08:45
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今回は「Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~」からスポーツヒューマンキャピタルに関する記事になります。
【無料】サッカー・スポーツ業界を目指す人必見!「最もアピールしたいのは『キャリアデザイン支援』という価値(中村業務執行理事)」~SHC発足会見より~<3>(Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~)
2016年11月28日更新
11月14日、Jリーグが一般財団法人スポーツヒューマンキャピタル(SHC)設立を発表し、設立発表イベント「SHC LIVE」を開催した。
一般財団法人スポーツヒューマンキャピタル代表理事、中西大介さんによりスポーツヒューマンキャピタル(SHC)の設立趣旨・構想についての説明があった。
続いてSHC業務執行理事の中村聡さんから、2017年度SHCの実施概要についてお話がありました。
・<1>「スポーツ産業発展のため、経営人材の育成から始める発想(中西理事)」~SHC発足会見より~
・<2>「スポーツ産業発展のため、経営人材の育成から始める発想(中西理事)」~SHC発足会見より~
■SHCが提案したい3つの価値
○中村聡さん
「私からはSHCの具体的事業内容と、来年度の講座内容・セミナーの内容をご案内したいと思います。設立趣意書に基づいておこなってまいります。
具体的なタイムラインですが、私どもの事業は2015年に教育・研修コースとして立ちあがっています。2017年SHC設立後は、経営人材の育成を起業をメインに立ちあげています。人材の活躍を通じて溜まってくる知的資産とか経験、そういったものをベースに、オープンイノベーション、調査研究、コンサルティング、そういったことに取り組んでいきます。最終的に2018年、19年にむけて、人と知恵が活躍するプラットフォーム、こういったものを作っていきたいなと思います。私たちがご提案したいSHCの価値は3つあります。
① Jリーグ・参画スポーツ団体が提供するリアリティ
② オープンイノベーションを加速する独自ネットワーク
③ キャリアデザイン支援
この3つを我々はSHCの価値として提供させていただければと思っています。
この3つについて具体的にお話させていただきます。
①Jリーグ・参画スポーツ団体が提供するリアリティ
Jリーグ・SHCは非連続の成長を遂げるステージにあります。2020年に向けてスポーツを取り巻く環境が大きく変わっています。そういった中でJリーグ、他のスポーツ団体が主体となって運営する人材育成の仕組みということです。「答えのない現在進行形の課題」にリアルタイムで取り組んでいきます。大きな価値があるんじゃないかなと思います。
また、Jリーグの歴史が20年を超え、それからプロ野球、Bリーグが発足したところです。スポーツ団体自らが運営することで、20年の歴史と同時に失敗の経験がありました。そういった成功・失敗の知見も、過去を振り返りながら新しいものを作っていく。そういったものも価値になってくるのではないかと思います。
②オープンイノベーションを加速する独自ネットワーク
スポーツだから繋がれること。スポーツを触媒として世の中に価値を還元できること、スポーツだから繋げられることがあると思います。2015年からこの事業を行ってきた中で、立命館大学様のネットワークを活かした講座、海外の教育機関とのネットワーク、それから様々な企業様とのつながりを通じて講座をやってまいりました。これを今回オープンにして、『Jリーグ』を外して『スポーツ』にすることでさらに開いたネットワーク、新たな出会い、そういったことを皆さんと連携していきたいなと思います。2015年のスタート以来、アメリカのマサチューセッツ州立大学アマースト校、スペインのISDE法科大学院、立命館大学ともこれからも提携してまいります。こういった皆さんのと提携を拡大してまいります。
③キャリアデザイン支援
我々がもっともアピールしたい価値だと思っています。
これまでの人材育成の仕組みでいくと、学べるけど活躍する機会が無いという事が多かった。現在Jリーグが主体になっていますが、実際に人材をBリーグ、JFA、AFCといった他のところで活躍する人材を輩出しています。この取り組みをさらに強く推進していきたいなと思います。
それから、海外とのネットワークを通じて来年トライしたいと考えていることは、海外へのインターンの派遣です。さらなる活躍のステージの幅を広げて、来年度取り組んでいければと思っています。
こういった価値を皆さまへ届ける中で講座のご案内をしたいと思います。
2017年度、一番大きな変更点は、前期・後期2回します。現在進行中の講座は12ヶ月で進んでいますが、4ヶ月に短縮します。
前期は2017年の5月から8月の火曜日・木曜日に開催する。後期は2017年9月から12月にかけて、週末の土日、隔週で開催する。70分1コマ、80コマを予定しています。各定員も最大30名ですが中身を大きく変えて進めてまいります。
2015年、2016年を経て進化をさせていきたいと思います。一言で言うと、グループワーク、任意のワークです。
これまでのセミナータイプ・知識インプットタイプではなくて、常にライブ、グループで学んでいく、その結果経営者としての基軸獲得を目指します。ですので通年で参加できなかったという皆さんもいらっしゃって、4ヶ月ということで挑戦しやすくなると思いますが、4ヶ月の中での密度というのは1年分と変わらないものになります。いわゆるセッションの機会以外の時間を割いたりすることがあり、かなり密度が濃く、より大変になるのかなと思います。その代わり、得られるものはさらに進化したものをお届けする事ができると思っていますので、より多くの皆さまにこの取り組みに参加していただけることをお待ちしております。
詳細につきましては配布資料、本日オープンしますSHCのホームページ、Facebookでもご案内しますので、そちらも参照していただければと思います」
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