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【徹マガ】女子サポの本音、大いに語ります! Jユニ女子会インタビュー前編

2016 04/05  07:46

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は宇都宮徹壱公式メールマガジン「徹マガ」からJユニ女子会に関する記事になります。


女子サポの本音、大いに語ります! Jユニ女子会インタビュー徹マガ
2016年03月14日更新

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3月13日のJ3開幕をもって、今季のJリーグすべてのカテゴリーがスタートした。新しいシーズンに期待に胸ふくらむ一方で、相も変わらず業界内はあまりいいニュースがない。最近もサッカーai休刊がアナウンスされ、ひたすら当惑してしまった。私自身はまったくご縁のない媒体ではあったが、ライトな女性ファンの入り口として四半世紀にわたって存在感を示していた老舗なだけに、何とも寂しく感じられた。

周知のとおり、Jリーグはライト層や女性層の取り込みに心を砕いている。だが、最近行われた2015年の観戦者調査の分析発表によれば、15年の女性観客の割合は31.3%。前年の38.5%よりも微減している。ちなみに新規層は全体の7.1%で前年の8.0%からこちらも微減。一方、平均年齢は41.1歳で、こちらは前年から0.7歳上がっている。少なくとも現状は、Jリーグが思い描く理想とは離れたところにあると言わざるを得ない。

そんな中、個人的に密かに注目しているのがJユニ女子会の存在である。3月5日のFOOT×BRAINでも紹介されていたので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれない。Jユニ女子会をわかりやすく表現するならば「きれいめのアラサー女子サポが、マイクラブのユニフォームを着て女子会をする緩やかなグループ」ということになるだろうか。ただし彼女たちは代表ファンとは違うし、特定のイケメン選手に群がるファンとも明らかに異なる。

レプリカユニをおしゃれに着こなし、観戦の思い出をInstagramで発信し、そしてコアなサッカー話で盛り上がる彼女たちの行動様式を見ていると、ひところ注目されたセレ女からさらに進化した、新しいタイプの女子サポ像を見る思いがする。そして彼女たちの存在は、もしかしたらJリーグが目指す「ライト層や女性層の取り込み」に大きな示唆を与えるのではないか。

そんな仮説をもとに、今回はJユニ女子会のオリジナルメンバー5人に集まっていただいた。取材にご協力いただいたのは、児玉弥生さん(鹿島サポ=鹿)、木下紗安佳さん(浦和サポ=浦)、軽部幸菜さん(大宮サポ=宮)、佐々木裕華さん(横浜FMサポ=横)、竹内麻衣さん(川崎サポ=川)である(今回は、それぞれのサポートクラブが一読してわかるように表記した)。

なお、FOOT×BRAINが彼女たちを取材したのは2月24日だが、当取材はその11日前に実施された。メディアとして最初にJユニ女子会にアプローチしたのは、間違いなく徹マガであることを明記しておく。また今回の取材場所をご提供いただいた徹マガ会員の井上梨紗さんには、この場を借りて御礼を申し上げたい。(取材日:2016年2月13日)

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■選手名鑑をめくりながら30分間立ち話

――今日みなさんよろしくお願いいたします。まずはJユニ女子会設立の経緯からお聞きしたいのですが、これは大宮サポの軽部さんにお話いただいたほうがいいのかな?

軽部(宮) そうですね。実は私と浦和サポの木下さんで立ち上げた形なんですけど、ある日、木下さんがプロ野球の各球団ユニを着て集まる会のニュースをシェアしてくれたんです。これと同じことを、周りにいる他の女子サポとできないかという話になって、気軽なサークル活動みたいな感じで始めたんです。

木下(浦) 浦和と大宮はもちろんダービー関係なんですが、周りにJリーグについて熱く語れる女子がなかなかいなかったので、会うたびにサッカーの話で盛り上がっていたんです。きっと他にも同じような女性サポーターがいるはずでは? と思って、これをもっと広げられないかなと。それが去年の夏前くらいですね。

――木下さんと軽部さんはどこでつながったんですか?

軽部(宮) MAQUIAという美容雑誌のブロガーをやっていて、そこで知り合いました。

木下(浦) 「大宮サポなんですよね?」って話かけて「私、浦和なんです」みたいな感じで(笑)。それで美容とサッカーということで話が合って、気がついたら美容よりサッカーの話ばかりしているという。

――そこからメンバーを増やしていくにあたり重視したのは、どんなことでしょうか?

軽部(宮) サポーター歴やきっかけなどは、いろいろでいいと思っています。まず重視したのが「フェアな会話ができること」。それから、自分のクラブを愛している熱狂的なサポーターの集まりなので「この温度感で会話ができること」。それで第1回の女子会で集まったのが、この5人だったんですよね。

――軽部さん、木下さん以外の3人はどういうつながりだったんでしょうか?

軽部(宮) 竹内さんは私たちと同じMAQUIAのブロガーをやっていて、川崎サポだというのを知っていたので声をかけました。

木下(浦) 佐々木さんは、「知り合いのマリノスサポで、サッカーが大好きなかわいい子がいるから連れてくるね」って、私が誘いました。

佐々木(横) そうそう。それで鹿島サポの児玉さんは、もともと軽部さんとつながっていて。

軽部(宮) 児玉さんは、私と同じオーガニックセラピストの資格を持っていて、資格者交流会で知り合ったんです。最初は生花をやっているエレガントな女性だと思っていたら、実は熱い鹿島サポであることを知って「これはもう仲間だな」と(笑)。

――そこでJユニ女子会の「オリジナル5」が誕生したんですね。最初の会合では、初対面も多かったと思いますけど、どんな感じだったんでしょうか?

軽部(宮) 最初は「きれいめ女子」を装って「初めまして」っていう感じだったんですけど、私が持参した選手名鑑を開いたら、いきなり本性が出始めて(笑)。

児玉(鹿) 選手名鑑を見ながら立ち話が始まって、30分くらい立ったままで選手名鑑をぺらぺらめくりながら盛り上がるという(笑)。

――選手名鑑でどう盛り上がるんですか(笑)!

軽部(宮) 自分の応援している選手のことを、他サポなのにみんな知っているというのが面白いんですよね。あるいは移籍選手の情報交換とか。逆にイケメン選手の話は、ほとんどしないですね。さまざまなサポがいるからこそ、話題の幅も広がって盛り上がります。

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■「自分がサポーターである」と自覚した試合

──それにしても皆さん、やはり同じカテゴリーということで、お互いに「負けられない相手」だと思うのですが、その点は大丈夫なんでしょうか?

木下(浦) 後日わかったことですが、ちょうど浦和がファーストステージで優勝した直後だったので「浦和にでかい顔をさせないためには、どうしたらいいのか」みたいな相談をしていたそうですよ(笑)。

児玉(鹿) 最初にお店に入った時に、すでに軽部さんがいらして、すぐに「対浦和(同盟)だよね!」ということで共鳴したんです。大宮はダービー関係だし、鹿島も浦和に対してはけっこうライバル心があるんで、それで心がほぐれましたね。とはいえ、お互いのチームを尊重しあっているので喧嘩などにはなりません。

――なるほど(笑)。ところで、これまで「日本代表を応援する」という大義名分のもとに、各サポーターが結集することってあったんですが、Jユニ女子会の場合、代表はあまり関係ないんでしょうか?

軽部(宮) 実は第2回目の会で、代表ユニフォームを着て日本代表戦をTV観戦したんですよ。でも、試合終了2分後にはJリーグの話になっていて(笑)。試合中もJリーガーにばかり話題が偏っていましたね。あとは元浦和の原口(元気)選手が出場したら、結婚おめでとうと拍手が起きたり(笑)。

木下(浦) 確か9月3日のカンボジア戦だったかなと思うんですけど(◯3-0)、勝ったとはいっても誰もが納得するゲーム内容ではなかったですよね。みんなも全然もりあがらなくって(苦笑)。

――じゃあ、Jリーグで対戦したとして、試合後に合流したときに気まずくなったりはしませんか?

児玉(鹿) 気まずくなることはないです。どちらかが耐えている可能性はありますが(笑)。ただ、試合前はお互いに「よろしくお願いします」という気持ちはありますからね。

――実は今回の取材の前に、事前アンケートをさせていただきました。「自分がサポーターを自覚した試合」という項目で、佐々木さんと竹内さんが挙げたのが、2013年のJ1最終節、川崎対F・マリノスでした。すごい試合でしたよね(編集部註:結果は1-0で川崎の勝利。結果、それまで首位だった横浜FMは広島に逆転優勝を許して2位でフィニッシュし、3位となった川崎はACL出場権を獲得した)。佐々木さん、あの時はどんな感じだったんでしょうか?

佐々木(横) 私は試合終わっても、ずっと椅子から立ち上がれなかったですね。ほとんどのサポーターがはけて、係員の人から「もう出てください」と言われて、ようやく立ち上がることができたくらいです。それまでずっと涙が止まらなくて、ピッチにうずくまっていた(中村)俊輔の姿を見ていたら本当に切なかったですね。

――竹内さんはどうでしたか?

竹内(川) 私も俊輔が泣いている姿を見ていて、何とも言えない辛い気持ちになりましたね。申し訳ないと思う一方で、ACL圏内の3位に入れたのはやっぱり嬉しかった。辛さと嬉しさがごっちゃになった、不思議な感覚でしたね。ただ、この試合は長年フロンターレで頑張ってきた伊藤宏樹の引退試合でもあったんです。ですから、最後の試合を勝利でプレゼントできたのはよかったなと思っています。

――そういう身内感みたいなものが生まれたときが、サポーターとしての自覚が芽生えた瞬間と言えるでしょうね

佐々木(横) 私もあの試合を経験したことで「ああ、もはやファンではなくてサポーターなんだな」と強く実感しました。


中編へ続く

「完全版はコチラ」
http://www.targma.jp/tetsumaga/2016/03/14/post1271/



徹マガ」ではこのほかにも下記の記事などを掲載中です。


女子サポの本音、大いに語ります! Jユニ女子会インタビュー
http://www.targma.jp/tetsumaga/2016/03/14/post1271/

チーム崩壊はロンドン五輪から始まっていた? なでしこジャパンの敗北と再生をめぐる対談<前篇>
http://www.targma.jp/tetsumaga/2016/04/04/post1364/

徹壱の日記アディショナル(3月23日~31日)
http://www.targma.jp/tetsumaga/2016/04/01/post1355/

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投票

Jユニ女子会について(1票)

Rock(IP:188.143.232.27)

I told my grnaomdther how you helped. She said, "bake them a cake!"

2016年6月21日 11:33

徹マガについて(2票)

 【 いつもの宣伝がキモくてウザい 】(IP:220.41.126.53)

>「メディアとして最初にJユニ女子会にアプローチしたのは、
>間違いなく徹マガであることを明記しておく。」

メディアって…スポナビの後出しコラムしか仕事がない自称記者じゃん。。
スポーツaiなんて表紙しか見たことないけど、
でも、どっちかと言うと、通を気取って専門媒体に寄生して、
こういう記事を書く、その手の解ってない取材者がもっと淘汰されないと
活字として、専門記事の信用はあがらない
むしろ、サッカーを知らないライト層を増やすうえで
こういう雑文記者のほうが足引っ張ってる気がするけどw

2016年4月12日 15:18

匿名(IP:126.93.180.135)

ユニフォーム着て競技場に何十年通っても
そんなのは感染そのものとは直接関係のないことなんでは。
つまり、試合展開や局面での選手の判断の質、その良し悪しはわかるようにならない。
選手名鑑を買ってプロフ見て話して、勝手なストーリを
自己投影するのも勝手だけど、そういうことで硬派なファンを辞任されても、ゴール裏の自称コアサポと大差がない気がする。


マスコット評論家か何かしらないけど、雑談の類いばかりを取り上げて
間口、引き出しの広さをアピろうとする通ぶった態度、
その自己陶酔には鼻白みらみました。すごくキモい

2016年4月22日 09:18

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