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森保一監督(広島)会見『今日は広島力で優勝を決められた』CS決勝第2戦【広島対G大阪】

2015 12/05  22:53

2015年12月5日(度)19:35KICKOFF/エディオンスタジアム広島/36,609人
広島 1-1 G大阪
得点者:27' 今野 泰幸(G大阪)/76' 浅野 拓磨(広島)

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○森保一監督
「今日できればホームで勝って、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝の優勝を勝って決めたいと思っていました。本当にたくさんのサポーターに勝利はお届けできなかったですけれど、2戦合計として引き分けまで持ち込んで優勝を決められて、年間優勝を勝ち取れて本当に良かったと思います。応援してくれる皆さんに感謝の気持ちを結果として表せて、お届けできて良かったです。今年のウチを象徴しているような試合内容だったと思います。ガンバさんは勝たなければいけないという状況で圧力をかけてきて、ウチの選手も緊張が観られた。そんな中で押し込まれて1失点もしてしまい、2点3点と取られる流れだったかもしれないけれど、耐えるところは耐えて流れを引き寄せてくる。それが浅野のゴールにつながったのかと思います。ハーフタイムのロッカーでもっとやれるだろう、自分達の力を出し切ってやろうということで、それをやってくれたことが1-1で終えられたこと、優勝に結び付いたと思っています。今日本当にたくさんのサポーターの後押しのおかげで選手がへろへろになっても戦えたことは間違いないと思います。今日は広島力で優勝を決められたと思います」

Q:今日の相手のやり方は予想していたと思うが、どうか。
「選手に試合前のミーティングで伝えたことはメンタル的なところが多かったです。というのも、われわれがリードしている状況で、まず守りに入ってしまうと相手の圧力を受けるだけになってしまって、試合を持って行かれる。そう思っていましたので、まずメンタルのところで何が起こっても全てが現実だ。自分達の思いどおりにいかないときにしっかり耐えていくところ、そうすることで流れを持ってこられるという話をしました。あとは自信の部分。今日の決勝の舞台にいれるのもレギュラーシーズンの中、トレーニングの中から積み上げてきたもので、自信にして今日の試合に臨もうと伝えていました。ガンバさんが圧力をかけてくるのは分かっていましたし、そこで相手の背後を取っていくということは伝えていましたが、選手がナーバスになっていて良い判断ができずに相手のプレッシャーを受けてしまっていた。そこで耐えられるのが今年のウチだと思いますし、悪いなら悪いなりに耐えるということを選手はやってくれたと思います。あと一つは、明治安田生命チャンピオンシップで年間優勝を獲れたのは良かったですけれど、実はホッとしたのが大きいです。レギュラーシーズンで我々は1位だったわけで、これで落としたら1年間の選手の頑張りというものが自信として次につながっていくことが難しくなると。選手には過去最高の勝ち点で1位を取って、セカンドステージを獲ったこと、最多得点・最少失点という自信を持ってこのチャンピオンシップに臨んで優勝を勝ち取ろうということは思っていたが、今日優勝を逃したらそれも揺らいでしまうということも思っていました」

Q:交代時間について。
「ゲームプランの中に寿人から拓磨に代えるというプランは持っていました。交代のタイミングですが、ガンバさんが2点目を取りに圧力をかけてくるときに我々も受けるのではなく攻撃に出るんだというところに、フレッシュな拓磨を入れて攻撃のメッセージをつたえられるようにしました。(ガンバの)交代のタイミングを観て交代させました。柏投入についても、逃げ切ろうということで試合を進めてしまうと、もしかしたらガンバさんの圧力に屈して2点目を奪われることにつながるかもしれないと思っていました。そこで攻撃的姿勢を出しながら2失点目をしないようにという考えでいました」

Q:浅野は非常に重要なところで得点を決めてきたシーズンだったと思うが。
「今年、ファーストステージのFC東京戦で得点を奪って、いいプレーをしてきながら点を取れずに自信につながらないという日々を送ってきましたが、そのゴールによって彼がやってきたことが彼自身の自信になった。彼の持っているポテンシャルについて我々は自信と期待を持って使ってきていましたが、彼自身が自分のポテンシャルに気付いて自信にしてくれたのがFC東京戦のゴールだったと思います。彼はずっと上手くなりたいという向上心の塊のような姿勢でトレーニングしてきて、今も変わらずトレーニングしている。ここのところゴールから遠ざかっていましたが、チームに推進力を与えてくれるスイッチとして頑張ってくれた。今日のような大舞台で、決勝ゴールではないですけれど、優勝に向かう決勝ゴールだったと思うゴールを奪えたことを自信にして、もっと成長してほしいな
と思っています」

Q:ナイターで超満員のスタジアムについて。
「試合開始前のスタジアムに入るところから、本当に多くのファン・サポーターの皆さんに囲まれて試合に臨むことができました。そして超満員、紫に染まるエディオンスタジアムの光景を見て、本当に感激しました。僕自身がプレーするわけではないけれど、この方たちと優勝の喜びを分かち合う結果を出せればいいなと思っていました。広島にはこれだけのサッカー文化、サッカー熱があるんだというポテンシャルを今日のエディオンスタジアムでいろいろな方に感じていただけたと思いますし、我々ができることは今日来ていただいたサポーターにまた足を運んでいただけるように、魅力ある試合、選手がずっと見せてくれている最後まであきらめて戦い抜くというところを感じて貰えるようにこれからも精進していきたいと思います。今年の、今シーズンのエディオンスタジアム最後の試合となりましたけれど、来年少しでも多くのファン・サポーターの皆さんに開幕から足を運んでいただけるように、監督兼営業担当としてお願いしていきたいと思います」

Q:4年で3回という驚異の戦績で、日本人監督としても最多ですが?
「3回目の優勝をできた喜びはもちろんありますけれど、僕一人で為し遂げたものではありません。日本人監督として3度目だからということにも特別な思いはありません。選手・スタッフ一丸となって日々ハードワークすることで勝ち取ってきたものだと思いますし、クラブの勝利だと思います。サンフレッチェに関わるすべての皆さんと共に為し得てきた結果だと思いますし、みんなの勲章だと考えたいと思います」

Q:長いシーズンと短期決戦双方で勝てた要因、成長具合について。
「シーズンを通して成長曲線は日々、そして試合ごとに上向きながら、クオリティを上げながらやってこられたと思っています。今日の試合もファーストレグでは我々が劇的な逆転勝利を収めて戻ってこられて、データ的には有利でしたけれど、そう簡単にいくものではないと思っていました。ただ、今年攻撃の主軸選手二人が移籍して、またチーム作りをしなおしていくなかで、成長しながらクオリティを上げていくということをやってきました。攻撃のところでは阿吽の呼吸を作るのは難しいことだとみんな分かっていましたし、それがダメだったらみんなで耐えて守備していこうというところ、今日の試合も耐えながら自分達の流れに持って行く部分をやれたこと。それはこの1年の成長だと思いますし、まだまだクラブW杯、天皇杯とありますけれど、これまでの成長の集大成というのは今日見せることができたのかなと思います」

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投票

ガンバ大阪について(2票)

匿名(IP:120.74.196.58)

おいおい(笑)
なんで浦和のサイトなのに、広島とG大阪の試合について載ってんの?(笑)
おかしくないかい?

2015年12月11日 18:48

Xantara(IP:188.143.232.32)

Grazi for mankig it nice and EZ.

2016年6月21日 12:01

サンフレッチェ広島について(1票)

cindystang.wordpress.com(IP:114.44.211.207)

Thank you for the good writeup. It in fact used to be a enjoyment
account it. Look complicated to far introduced agreeable from you!

By the way, how could we communicate?

2017年5月15日 21:43

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