森保一監督(広島)会見『シーズンを通してやってきた戦いを今日も選手たちは見せてくれた』CS決勝第1戦【G大阪対広島】
2015 12/02 22:06
2015年12月2日(水)19:35KICKOFF/万博記念競技場/17,844人
G大阪 2-3 広島
得点者:60' 長沢 駿(G大阪)/80' ドウグラス(広島)/81' 今野 泰幸(G大阪)/90+1' 佐々木 翔(広島)/90+6' 柏 好文(広島)
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○森保一監督
「今日の明治安田生命チャンピオンシップの第1戦に関しては本当に難しい試合になると思ってこの地にやってきました。まさにわれわれの思っていたとおりに厳しい試合となりました。先制点を許し、追い付き、またリードされという展開の中で、選手が今年のシーズンで見せてくれた反発力、劣勢の中でも反発力を持ってはね除けること、劣勢になっても粘り強く辛抱強く戦うという継続力を見せてくれたと思います。選手が今年やってきたことをこの大舞台でも発揮してくれて、今日の試合につながったと思います。ただ、ファーストレグが終わっただけなので、次の試合につないでこそ今日の勝利が生きてくるわけで、気を引き締めて第2戦に臨みたいと思います」
Q:2-2で終わらせる考えはなかったか?
「2-2で終わっても、われわれにとって悪くない結果だとは思いました。ただ、選手が相手の状況を観て、われわれが何をすべきなのか、それを感じてプレーしたことが決勝点につながったと思います。相手は10人で前線にパトリックを残してカウンターを狙っていた。そこのリスクはマネジメントしながらも得点のチャンスをうかがっていくこと。ウチの選手が試合の流れを読んでプレーできたことが決勝点につながったと思っています。あとはサポーターの皆さんがこの万博にたくさん駆け付けてくれて、最後はサポーターに向かって攻撃ということでしたから、最後まで頭を止めることなく、足を止めることなく、ゴールに向かう姿勢を引き出してくれたと思います。準決勝から中3日でいろいろな予定もありながら、今日もこの万博にたくさん駆け付けてくれたことが今日の勝利につながったと思います。サポーターの皆さんに心の底から喜んでもらえるような勝利を次のエディスタで決めたいと思います」
Q:第2戦に向けて
「今日も前半は0-0でしたけれど、点を取られてもおかしくなかったですし、奪っていてもおかしくなかった。決定的なピンチも決定機もありましたけれど、選手たちが粘り強く闘ってゼロで抑えて後半につなぐというシーズンを通してやってきた戦いを今日も選手たちは見せてくれた。第2戦ではG大阪さんは勝たなければいけないですから、前線からの圧力を今日以上にかけてくるでしょうけれど、耐えるところは耐えて辛抱強く戦っていく、そして攻撃に移るときは速攻・遅攻織り交ぜていくということをやらないといけないと思っています」
Q:途中出場の3選手がすべて得点に絡んだが?
「シーズンを通して一部の主力選手だけでこのチャンピオンシップに辿り着いたわけではなく、日ごろのトレーニングのときからチーム全体でいいエネルギーを持って試合に向かうということをやってきて、このチャンピオンシップという舞台に立っています。試合には18人の選手しか登録できませんが、試合を決めるのはスタメンだけでなく交代で入ってくる選手がどれだけチームのタメにプレーして活躍して、勝利をものにするかということだと思います。今日ベンチスタートだった選手たちは、しっかり準備をして、特長を出して、チームのためにプレーしてくれたと思います。今日の試合のように、途中から出る選手が活躍できるようにチームとして準備していきたいと思っています」
Q:第2戦は中2日で行われますが、ホームでできるアドバンテージは?
「ホームでたくさんの、われわれのサポーターの前でプレーできること。それは一つアドバンテージだと思っています。次のホームでの試合も3万人を超えるサポーターが応援に駆け付けて下さると聞いていますし、試合の状況としてもアドバンテージはあると思います。ただし、個人として100%出して、チームとして100%のつながりを持って機能できるかが大切です。ホームでできることはアドバンテージですが、冷静に勝つために試合を進めていく必要があると思っています」
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