"その場所"で求められるということ -山雅戦士の躍動-
2015 09/14 09:21
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今回は松本山雅FCを中心としたWEBマガジン「松本雷鳥通信」から天皇杯に関する記事になります。
【ティータイムコラム】"その場所"で求められるということ -山雅戦士の躍動-(668文字)(松本雷鳥通信)
2015年09月02日更新
サウルコス福井(福井県代表)に3-0で勝利し、2回戦に駒を進めた松本山雅FC。試合を振り返ると、やはり一発勝負特有の難しさはあった。福井としては"負けても当たり前"の状況で、失うものがない。開き直って自分たちの良さを出してくるチーム相手には、どうしても精神的に受け身になることが多いからだ。事実、今年も他会場では幾つかの大物喰いが見られている。
その中でも最もサッカーファンを脅かせたのが金鳥スタジアムでの一戦だろう。セレッソ大阪がFC大阪(大阪府代表)に1-2で敗れたのだ。コンディション面を考慮してリーグ戦から大きくメンバーを替えたとはいえ、試合後にはC大阪サポーターからピッチ上の選手たちはかなり厳しい言葉も飛んだらしい。
その試合で決勝点を叩き出したのは"山雅戦士"だった。FC大阪の中村亮太は現在松本から同チームに期限付き移籍中の立場だ。「荒削りで技術の高い選手ではないが、とにかくプレーはエネルギッシュ。そういう選手は個人的には好きで、頑張っていると思う」とは反町監督の弁。若い選手に出番がなかなか与えられないチーム事情のなか、武者修行中にひとつの結果を出したことは本人にとっても自信に繋がったことだろう。
また、仙台大学(宮城県代表)はJFLシードのヴァンラーレ八戸に1-0で勝利。これも上位喰いと言えるだろう。その試合でやはり決勝点を挙げた山田満夫も高校卒業後の1年間は松本でプレーしている。
今は違う道を歩んでいても、やはり現況は気になるもの。"その場所"で求められ、躍動していることを知るとやはり嬉しくなる。(文・多岐太宿)
「松本雷鳥通信」ではこのほかにも下記の記事などを掲載中です。
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