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浦和レッズ 試合後の選手コメント『流れのなかで決めるのは久々だったので、素直に嬉しかった』(槙野智章)+宇賀神+関根+阿部+西川 J1【浦和対湘南】

2015 08/17  06:20


2015年8月16日(日)18:04KICKOFF/埼玉スタジアム2002/36,185人
浦和 1-0 湘南
得点者:58' 槙野 智章(浦和)

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○宇賀神友弥
「最初、かなり勢いを持って前から来ていたし、その勢いのなかで失点しなければ相手は落ちるなというのは分かっていました。最初に戦ったときもそんな感じだったので、そこを乗り切ればというのはピッチのなかでみんなと話をしていました。序盤は引っ掛けられて、そこから何度か危ないシーンを作られましたけど、そこで失点しなかったことが一番だと思います。個人的に、走り勝てたのかといえば微妙ですけど、だいぶ連戦もあって、これだけ走ってくる相手だったので消耗してしまったので。でも、連戦なので90分出ることを考えるんじゃなくて、自分が100%でやれる時間までと考えて試合に挑んでいたので、自分から言いました。もう、上がれないですと」

Q:攻め上がるところは?
「チャンスの時くらいしか出ていかなかったので、関根のクロスがファーに抜けてきたのも2、3回あったので、そこに走って自分がおいしいところをもらったり、ゴールを増やしていかないといけない。チームを助けるゴールを決めるのもそうだし、セカンドボールを拾うという意味でも、もっとゴール前まで走りこんでいかないといけないと今日は思いました」

Q:サイドで高い位置を取るところは?
「うちと対戦するというのは、普通に他のチームとやるより、より高い位置を取るために走るのをいつも以上に求められる部分だと思うので、そういうところであまり自分のサイドのウイングバックはあまり上がってこなかったし、それは自分が高い位置を取ったり、駆け引きのなかで高い位置を取らせなかったと捉えてもいいのかなと思っています」

Q:勝てたことは?
「正直なところ、内容が非常に良い試合を3試合落としてしまって、内容的には少し......という新潟と湘南の2試合で勝てていて、結果がついてきているというのは気持ち的には余裕がありますけど、ちょっと歯がゆいというか、やはり結果と内容の伴った試合がしたいですし、次はもっといいゲームをして、完勝したい。走って、戦ってという部分で上回れたからこそ、こういう結果になったと思うし、久しぶりの無失点で終われたと思います。そこだけは評価していいと思います」

○関根貴大
「ゴール前に顔を出すことはすごく意識していましたし、そのなかで慎三くんが落としてくれて、中に折り返して槙野くんが決めてくれたのは良い形だったと思います。なんであそこにいるんだろうとは思いましたけど、本当に決めてくれたことは感謝したいと思います」

Q:右サイドは起点になっていたが?
「最近、自分のところであまり起点を作れていなかったし、どうすれば主導権を握れるのかなと毎試合考えながらやっていましたけど、今日に関しては90分通して良い形で仕掛けられました。ただ、最後のところでもう少し、中の選手とコミュニケーションを取って、質を上げていければいいと思います」

Q:サイドチェンジを出されるシーンが多かったが?
「前からハメてくる相手だったので、裏を狙えると思っていましたし、ミーティングからそういうところを狙おうという話をしていたので、それで何度か良い形で崩せた場面もあったので、良かったと思います」

Q:相手のウイングバックとマッチアップが多かったが?
「相手の一番の強みは走ってくることだと思っていましたし、そこで上回ってしまえば、サッカーの質には自信があったので、そこを第一に考えてやっていました。ウイングバックは守から攻がすごく速いので、奪われ方も気をつけながら、予測しながらポジショニングは取っていました」

○阿部勇樹
Q:序盤に危ないプレーがあったが?
「距離感、パススピードの強さを気をつけなければいけなかったし、今日はいつものように下が濡れているわけではなかったので。得点にはならなかったけど、気をつけないといけない場面ではあったと思います」

Q:相手のプレスが厳しかったが?
「そういったなかでも怖がらずにつないで、相手をいなしていければもっと良かったと思います。相手も前から来ているなかで難しい時間帯もありましたけど、シンプルにやるところと、後ろからつないだり、遊びのパスをして相手を走らせるボールを出せればもっとよかったのかなと思います。後ろからのビルドアップは重要だと思うので、自分のところで運ぶのか、相手をこさせるために持っていてもいいのか、そういう使い分けはもっとやっていかないといけない。全部が全部、前から来れるチームはもちろんないと思うので、どれだけ賢くやれるか。やることはシンプルなので、それをどれだけ意識して続けられるか。悪い時間帯では自分たちのやってきたことを思い出して、また自分たちの流れにまた持っていかないといけないし、それはやってきていることなので、ゲーム中でも修正できるようにしていきたい」

Q:関根へのサイドチェンジが多かったが?
「そこは狙っていた。相手が下がってくれればいいし、スピードがあるのでスペースに蹴れば、ワンタッチで上げてくれたりしてくれるので。もっとボールを動かすなかで、もっと速いボールを有効に使えればよかった。どこでスピードアップするかが重要なので、そういうことを意識してやれれば」

Q:球際への守備は?
「前半、うまくセカンドボールを拾えずに、相手も前に競れる選手、菊地くんだったり、大槻だったりが競った背後を高山くんが狙っていたし、それは最初のころ徹底していたと思う。セカンドも相手の時間帯では拾われていたと思うし、そこで自分たちで拾えるようになってきたらまた自分たちのペースになってくると思う。勝ったなかでもそういった課題が見えたゲームだと思うので、良くなるようにやっていければいいと思います。とりあえず、ホームでセカンドになってから勝っていなかったので、良かったと思います」

Q:足の状態は?
「痛いです。そりゃ痛いです(笑)。ひざがいったかなと思いました」

○槙野智章
Q:得点シーンはなぜあの場所にいた?
「俺もちょっとまだ分かってないです(笑)。去年も4点決めたけど全てセットプレーだったし、今シーズン決めた1点もセットプレーだったので、個人的には流れのなかでゴールを決めるのが久々だった。ちょっと、いつもらしくないなというのもあるし、これをきっかけにできればなとも思います」

Q:あの場面で上がっていったのは何か見えた?
「監督からも湘南は自分たちにポジション、システムをハメてくるので、目の前の相手に対して個で勝ることが今日は非常に大きなポイントだと言われていました。それならば自分が相手のゴール前に入っていくプレーが非常に大事になるかなと思っていた。前半も(興梠)慎三のシュートに詰めたけど、流れの中でゴールに向かうプレーができているのはゲームを読めている証拠でもあるし、相手が嫌がるプレー、相手が嫌がる走りができているのかなと思います」

Q:ボールが来るイメージもあった?
「関根(貴大)の前に(柏木)陽介と目が合って、陽介からボールが来るかなという動きはしていたけど、うまくボールを収めて決めることができました」

Q:疲れている中でよくあれだけ腰が回った。
「腰ね(笑)。何なんですかね? 何回も言うけど、僕はFWですからね(笑)。個人的にはセットプレーでヘディングでズドンよりもああいうゴールの方が大好きだし、流れのなかで決めるのは久々だったので、素直に嬉しかった」

Q:高山選手からボールを奪った時にガッツポーズをしていたのは?
「あの場面も自分たちのミスからカウンターを受けて非常に危険なシーンだったし、個人的には1対1の場面だったし、東アジアカップで感じたことは攻守の両面で負けないこと、球際で負けないこと、そういったことを感じ取ったなかで与えられた環境でレベルアップしないといけないと思ったので、たまたま高山選手との局面でしたけど、ああいうプレーで、自分たちが危ない場面でピンチを逆にチャンスに変える意味でも、ひとつひとつのガッツポーズだったり、1対1で勝つことによって選手の士気も上がるし、スタジアムで見ている人たちの流れをこっちに傾かせられることにもつながったと思う。GKがセーブした時にもガッツポーズするし、FWの選手はゴールを決めてガッツポーツするけどDFの選手はなかなかそういうプレーがないので、気持ちを前面に出すことと、それで士気を高めるという意味でも必要なことかなと思う。自分としてはあまりやったつもりはなくて、自然と出たものなんですけど(笑)」

○西川周作
「久しぶりに無失点に抑えられたのは非常に良かったですし、90分間通して縦の幅を使ったり、横の幅を使ったり、イメージ通りに今日は出来たかなと思います」

Q:新潟戦では後半にレッズが主導権を握れたが、今日は完全に主導権を握る時間帯が無かったのでは?
「前半も相手が前から来るなかで、ボールを持つことは多くはなかったですけど、自分のところでも前に蹴るだけじゃなくて、前に蹴るにしてもディフェンスが下がりながらのキックをしたり、深く蹴って、そのセカンドボールを拾うという意図もありました。前半、その揺さぶりがあったので、後半は武藤のところに大きなスペースができて、ボールが入るということはハーフタイムにも話していたので、前半があっての後半だったかなというのはすごく思います。今日はいろんな駆け引きをしたなかで、プレーができたかなと思います」

Q:リードしてから相手が攻めてきて、ピンチが何回かあったが?
「やっぱり、ここぞという時に止められるGKがいるチームが、この夏場に勝てると思うので、できななかったことがようやく、こうやって結果として表れたかなと今日は思いますし、攻められても中の整理がきちんとできていたので、後から見ていてあまり怖くはなかったです」

Q:広島戦からあまり攻めてこない相手には失点して勝てなかったが、ここ2試合のように攻めてくる相手に対してしっかり勝ったのは皮肉なものかな。
「そうですね、サッカーの面白いところだと思いますけど、新潟戦も我慢強い試合というのができて、何か一つキッカケになったなというのは思っていましたし、今日ホームで久しぶりに勝つことで、また自信は付いてくると思うので、ここから勝ち続けて、年間一位を狙っていきたいと思っています」

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