ペトロヴィッチ監督(浦和)会見『厳しい2連戦を連勝で乗り越えられたことは評価したい』 J1【浦和対湘南】
2015 08/17 06:09
2015年8月16日(日)18:04KICKOFF/埼玉スタジアム2002/36,185人
浦和 1-0 湘南
得点者:58' 槙野 智章(浦和)
-----
○ペトロヴィッチ監督
「どういうコメントをしようか少し考えますが、どんな質問が飛んでくるかだいたい予想がついています。これまでも私は勝ったゲームでも、内容が良くなければ良くなかったとコメントしてきましたし、負けても内容が良ければ良いと言ってきました。ただ、今日は日本的な価値観でコメントをしますが、今日は結果がすべてです。広島戦は非常に出来のいいトップゲームでしたが、相手の狙い通りのカウンターで仕留められたという捉えられ方が多かったと思います。名古屋戦は一人少ない中で戦い、相手を上回り、勝利してもおかしくないゲームでしたが、これもカウンターから失点をして、それは相手の狙いどおりだったというような、勝者に対する評価があったと思います。今日に関しては勝利が目標であり、それを選手たちはしっかり遂行してくれました。他のチームは勝てば評価されることが多いが、浦和は勝っても内容を見て批判されることが多い。他のチームとの違いがなぜ起こるのか、私は疑問に思うことがあります。
今日は勝利するべくして勝利した試合でした。興梠選手、ズラタン選手は後半に得点してもおかしくない決定機がありましたが、湘南には決定的な決定機はなかったと思います。その意味では、決定機に関しても我々が相手よりも上回れたと思います。昨年のガンバ戦も我々は攻撃的に戦いましたが、敗戦しました。今日は決して内容の良いゲームだとは思っていませんが、勝利には満足していますし、なぜ我々が勝利して批判されるのか、それは浦和だからかもしれませんが、私は今日の勝利をうれしく思っていますし、選手たちのがんばりを評価したいです。
2ndステージが始まって、なかなか結果が伴わない試合が続きました。代表チームのスケジュールで2週間の中断期間がありましたが、4人が代表選手に呼ばれ、柏木選手の故障、阿部選手も新潟戦で少しモモ裏に違和感を覚えるような、チームとして厳しい2連戦でした。しかし、そこをなんとか連勝で乗り越えられたことは評価したいです。次の仙台戦まで1週間ありますが、やっと選手が全員そろって準備できます。チームにとって前向きに捉えられる連戦だったと思いますし、次の仙台戦に向けて非常に良い流れを作れたと思います。
今日のホームゲームで12試合となりましたが、10勝1分け1敗です。今日はスタジアムで私自身、ブーイング、笛を鳴らしている人がいたことを認識していますけど、うまくいかない時こそサポーターの後押しがほしいなと思います。それはサポーター全体の数から言えばほんの一部の人かもしれませんが、それもサッカーだと思います」
Q:槙野選手は疲労のあるなかで責任感あふれるプレーをしていたが?
「槙野は中断前の甲府戦も含めれば6連戦になります。本来なら、彼の今の状態は監督として起用できるような状態でないと、どこかで思っています。ただ、今の槙野の状態であったとしても、あのポジションで彼より良いプレーができる選手は見当たらないと思っています。だからこそ、彼は代表から帰ってきた厳しいスケジュールのなかでも、私は2試合で起用しています」
-----
▼関連リンク
浦和レッズ 試合後の選手コメント『流れのなかで決めるのは久々だったので、素直に嬉しかった』(槙野智章)+宇賀神+関根+阿部+西川 J1【浦和対湘南】
湘南ベルマーレ 試合後の選手コメント『上位に対してスタイルを出しながらも勝ち点3を取れるようなチームになっていかないといけない』(遠藤航) J1【浦和対湘南】