【浦和vs名古屋データ分析】退場者を出しながら試合を支配したものの深刻化する決定力不足・・・
2015 08/01 07:23
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今回は浦和レッズを中心としたWEBマガジン「レッズプレスデータ」から試合データ分析に関する記事になります。
【節別推移データ分析】退場者を出しながら試合を支配したものの深刻化する決定力不足...(レッズプレスデータ)
2015年07月31日更新
◆退場者を出した4戦は2分2敗
浦和が2試合連続の逆転負けで暫定ながら2ndステージ・13位まで後退した。森脇良太が前半22分という早い時間に得点機会阻止の反則で即座に退場。1人少ない状況が致命的なハンディとは言えないが、酷暑が続く中での試合だけに活動量や走力を考えると厳しい戦いとなった。
今季公式戦で退場者を出したのは4試合目。2ndステージ第2節の山形戦では、後半アディショナルタイムに那須大亮が2度目の警告で退場したが、時間帯からして大勢に影響はなかった。優勝を決めた1stステージ第16節の神戸戦では、後半30分に宇賀神友弥が警告2度で退場し、アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第2節のブリスベン戦は、那須が後半6分に得点機会阻止で一発退場処分。この4試合の成績は2分2敗と、退場者を出すとやはり分が悪いようだ。
◆深刻化する決定力不足...
2ndステージ開幕から3試合続けて60%以上を記録したボール支配率はさすがに低下したが、それでも58%と相手より高く、パス総数も今季7番目に多い603本。シュート13本は名古屋の10本をしのぎ、同じように先制しながら2失点して敗れた広島戦も、相手の12本を圧倒する23本のシュートを打っていた。
こんな着眼点から浦和は11人でも10人でも、ボールをよく回して敵陣にアプローチし、シュートも積極的に狙っていることが分かる。たとえ10人でも、1stステージで最多得点をマークしただけの攻撃姿勢は健在ということだ。
しかし何人であろうが、このところのシュート精度の低さは変わらない。決定力不足が今の浦和の一番の課題となっている。名古屋戦もそうだが、今季最多のシュート数だった前節の広島戦はさらに深刻だ。
決定力不足とひと口に言うが、解決するのはサッカーの技術や戦術の中では最も難しい。数年前、「この決定力不足はどうすれば解消できるか」と聞かれた浦和のある監督は「大金をはたいてメッシを連れてくれば解決できる」と答えた。いったん得点力が滞ると、そのくらい点を取るのは至難の業ということだ。(レッズプレス!!ライター河野正)
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