塩尻でホームタウンサミット開催【松本山雅FC】
2015 06/28 06:43
有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は松本山雅FCを中心としたWEBマガジン「松本雷鳥通信」からホームタウンサミットに関する記事になります。
【雷鳥報道・マツモト】塩尻でホームタウンサミット開催(松本雷鳥通信)
2015年06月14日更新
6月13日、塩尻市レザンホール(塩尻文化会館)で、『松本山雅ホームタウンサミット 2015 in 塩尻』が開催。ホームタウンでもある長野県塩尻市でもっと松本山雅FCの熱を広めようと行われたもので、クラブ内外からゲストを招いての各種講演、座談会を通してクラブの現状や他クラブの実例を紹介。約70名のファン・サポーターが熱心に話を聞いた。
また、当日は会場のレザンホール前に特設テントが設けられ、『南三陸・伊里前福幸(ふっこう)商店街フラッグ展示会/物産展』も同時開催。大震災被災地である南三陸町の仮設商店街に、全国から応援メッセージの書かれたサッカーフラッグが届くようになり、現地の方々を励まし続けている。その各フラッグの展示会や、復興支援の物産展に多くの皆さんが足を止めていた。
株式会社松本山雅 代表取締役の神田文之社長による、『未来への夢と感動へチャレンジ』と題して講演。自身の経歴から経営の基本方針、全体像と共に、クラブの現状を説明。「サポーター・ボランティア主導で、能動的にクラブと共に動いてくれるているのが山雅スタイル。皆さんの意見をボトムアップで集約して、成長していきたい」と述べた。
山雅後援会の風間敏行専務理事からの活動報告会。後援会はチームバモスとしてのホームゲーム運営支援、その他の広報活動や地域貢献などの事業に取り組み、クラブを支援。そのひとつである古紙などを回収して資源業者に売却する『Yell事業』は昨年1931トンもの資源を回収。各経費を差し引いた収入は約250万円となり、クラブ支援や地域の校庭緑化のための基金としての利用が検討されている。
新潟経営大学の福田拓哉准教授による、『ブランド・コミュニティとしての後援会とクラブ経営への影響力』と題して基調講演。「選手人件費と順位との間には極めて強い相関関係があるが、松本は予算規模のわりに効率的な経営をしている」と説いた。今季のリーグ戦平均観客動員は7位(16620人)だが、収容率は1位(81.5%)という点も強調しつつ、「後援会の人数(現在個人会員約600名)をいかに充実させ、加速させるか」とも。
最後に『塩尻ブランド×山雅ブランド=何ができる?』と題しての公開座談会が行われた。塩尻市は松本山雅FCのホームタウンであり、これまでも塩尻市デーなどの冠マッチや県内外での各種イベントを行ってきた。一方で「スタジアムの熱が、まだ街の中にまで届いていない」という意見もあり、「山雅としてももっと塩尻市さんと協力して、共に発展していけるモデルケースに」と神田社長。
【座談会メンバー】
福田和哉氏/新潟経営大学 准教授
神田文之氏/株式会社松本山雅 代表取締役
百瀬敬氏/塩尻市ブランド観光商工課 係長
小松洋平氏/ウルトラスマツモト コールリーダー
深澤俊英氏/山雅後援会 塩尻支部長
風間敏行氏(コーディネーター)/山雅後援会 専務理事
南三陸町の仮設商店街のフラッグ展示会・物産展も同時開催。これはかつて松本のボランティアメンバーの皆さんが商店街のイベントに参加、その後も現地のイベントのお手伝いを行っていることで縁は続いている。逆に松本でも今年1月にフラッグ展や物産販売が開催され、サッカーを通しての復興支援が行われている。
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